和田 裕美「相手の心をつかむ、コミュニケーション術」
和田 裕美(わだ ひろみ)
株式会社ペリエ 代表取締役
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、プレゼンしたお客様の95%から契約をいただく圧倒的な営業力で日本でトップ、世界142カ国中2位の成績を収める。現在は多業種での営業組織作りに携わるほか、多数のビジネス書を執筆。ビジネス書においては異例ベストセラーとなっている。
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Vol. 6 『空気を感じて話をする』
(2008年09月15日)
こんにちは 和田裕美です。
コラム最終回の今回は、私が講演をさせていただくときを例にお話をしたいと思います。
さて、私が講演をさせていただくとき、「レジュメを出してください」と言われて話す項目が5行か6行しか書いていない紙ペラ一枚を渡すと「えっこれだけですか?」と驚かれます。明らかに先方様は困惑した様子で「他の先生はもっと詳しいものを出してくださるのに」と思われているのだと思います。
そして、「あの、これ以外にないのですか? 和田さんは講演のとき原稿とかないのですか?」と再度聞いてくださる場合もあります。 けれど、本当にレジュメは紙一枚です。 手抜きではなく、本当にそれしかないのです。
いや、弁解のために言うと別に私はパソコンが使えない超アナログでパワーポンイントを使えない人間ということではありません。 実は5年前くらいに講演をやりはじめたころはパワーポイントで資料を作ってやっていたこともあるのです。けれどパワーポイントがあると 途中で大幅に流れを変えることができないのです。話したいことが 他に浮かんできても次のページの内容が待っています。 話の流れはその時々によって変わるものなのであらかじめ決まった内容にそって話すのはどうも苦手なようなのです。
私は、目の前に人がいるときに、その人の態度や表情によって話す内容や表現方法をいつも変えて話しています。明るい空気なら 笑える個所を多くして一体感を作りますが「会社の命令で来た」ような
別にどっちでもいいから・・・という人が多い場合は、その人が「なんとなく来たけれど、まぁ楽しかったなぁ」と思ってもらえるように徐々に空気が暖まるよう話します。
まだ、疲れていないか?
何度も座りなおしたりしていないか?
時計をみたりしていないか?
一点を見つめて自分の世界に入っている人や、
目が合うとぱっと避けてしまう人がいないか?
わかりにくそうだからもっと例題を多くしたほうがいいか、いつも相手の顔をみて瞬時に判断し、話す内容の前後や具体的な説明を変えて反応をみています。 それでも、すべてがうまくいくわけではありませんが、明らかに私は話しやすくなるのです。
これは講演に限りません。
誰の前にも誰かがいます。私達が生活しているのは無人島ではないので、人の生活の中では、いつも目の前に人がいるものです。相手の立場になって相手を好きになると思いやりが生まれて 相手の態度を理解しようと思えてきます。そんな事を日々感じながら、私は人と接しています。
コラムを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これからみなさまに 講演でお会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
和田 裕美