親野 智可等のコラム「本当に子どもを伸ばす大人とは?」
親野 智可等(おやの ちから)
教育評論家
1958年生まれ。公立小学校で23年間教鞭を取り、1~6年すべての担任を経験。経験をいかして発行しているメルマガ「親力で決まる子供の将来」は読者4万人を超え、教育系メールマガジンとして最大規模を誇る。 人気漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる。
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Vol. 5 『ゲームとうまくつきあうには?』
(2010年08月25日)
子どもがゲームにのめり込んでいる。放っておくとずっとやっている。どうすればいいのか?
これはとてもよくある悩みです。こういうとき、ただ口で叱るばかりではいつまでも同じことを繰り返すばかりです。これについても、いろいろな工夫が大切です。
まず、絶対必要なのはルールを作ることです。これは当たり前のことです。でも、三分の一以上の家庭でゲームについて何一つルールを決めていないという実態があるのです。(「gooリサーチ」)
例えば、次のようなことを決めます。
○やっていい場所
○ゲーム機の置き場所
○1日または1週間の上限時間
○やっていい時間帯
○やるための条件
○やっていいゲームの内容と買い方
○ルールを守るための工夫
○守らないときのペナルティ
ルールを決めたら、ホワイトボードや紙に書いて目立つところに貼っておくことをお勧めします。
というのも、忙しい毎日の中で、親も子どももいつの間にか忘れてしまったりいい加減になったりしてしまうことが多いからです。
ルールを決めるときには、次のことにも気をつけましょう。
親の中には、子どもがとても守れないような現実離れしたルールを一方的に押しつけてしまう人もいます。でも、これでは絶対に長続きしませんし、子どもの成長にもつながりません。
子どもは陰で隠れてやるようになり、いつもごまかすことばかり考えるようになるからです。ですから、親子でよく相談して、親子共々納得できるルールを作るようにしましょう。
そして、ルールを決めたら、ちゃんと守れているか毎日確認することが大切です。それは、守れていたらほめ、守れていないようだったらしっかり注意するということです。
親が毎日しっかり確認していれば、子どもは守ります。親が毎日しっかり確認していないと、子どもは守らなくなります。その結果、ある日親が大声で叱りつけるということになりがちです。
なお、親子で相談して決めたルールでも、実際に行っていくと現実に合わない点が出てくることもあります。ですから、ルールの妥当性についてときどき見直すことも必要です。