宗次 徳二のコラム「宗次流 独断と偏見の経営哲学」
宗次 徳二(むねつぐ とくじ)
株式会社壱番屋 創業者特別顧問
「カレーハウス CoCo壱番屋」の創業者。 フランチャイズシステムを確立させ、国内店舗だけで1,200店舗を超える。海外へも出店し、現在も拡大中。現在は、起業家支援や文化奨励をメインの活動とするNPO法人「イエローエンジェル」を設立。さまざまな慈善活動に取り組んでいる。
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Vol. 22 『何としても黒字経営しよう』
(2012年01月25日)
2012年がスタートした。新年を機に、昨年までの厳しさは過ぎ去ったこととして、何としても今の状況から一日も早く抜け出さなければならないと思っている経営者は多いだろう。どの経営者も、会社を良化させるためには、もはや社長自らが変わる以外には方法がない事に気付いているに違いない。
もう覚悟を決め、我が身を経営に捧げる。仕事一途。経営に没頭し、リーダーシップを発揮し、率先垂範する。現場第一主義を貫き、お客様第一主義を誰よりも社長が実践する。社長自身が一番多くの真心と感謝の日々を送ることだ。元々自らの意志で社長になったのだから、できるはずである。自らが率先して実践し続けたならば、経営は必ず良くなるに決まっていると断言しよう。
経営者の皆さんは、今年の目標を設定しただろうか。目標を持つ重要性は既に何度も話してきたが、その目標の中には、当然売上げ利益を○○にするぞ!という強い意志と大きな願いを込め設定したものもあるだろう。経営を始めた頃は、経営者は経営を通じて社会に貢献したいと思っていたはずだ。勿論、その思いを持ち続けていると信じたいのだが、私の知る限り、会社が軌道に乗ったとたん、会社に我が身を捧げるどころか、自らの欲求を満たすことや家族さえ幸せな生活が出来ればそれで良いと、それが経営の目的とでも思っているかのような経営者が不思議なほど多い。こうした経営者に限って、自分がそうした考えで経営していることを絶対認めはしないものだ。
本来、経営すると言うことは、社員や多くのお客様、お世話になっているお取引先様や地域の人々の信頼や期待に応えることだ。社会から必要とされなければ、やがては消え去るのみ。必要とされる経営をしさえすれば、その結果が必ずや売上げに反映され、当然のごとく利益も計上できるのだ。
経営は社長以下、全社的な良い経営姿勢、誠実さにあふれた"良い社風"の中でしか育たない。良い社風の中で経営をし続けたならば、苦労しながらでも、やがては利益を上げ続ける会社となるのだ。少しでも自分を取り巻くすべての人々の役に立つために、何としても黒字経営にしなければならないのだ。更に言うなら、増益、右肩上がり経営を続けることだ。繰り返しとなるが、誠実な経営と良い社風が相まって、初めて目標を達成し、優良会社となっていくのだ。決して忘れてはならない事は、そのキーマンは、社長自身であること。社長しか出来ないことなのだ。