生井 利幸(なまい としゆき)
生井利幸事務所代表
11年の海外生活において主にアメリカの大学で教鞭を執る一方、在ニューヨークの企業を中心に法務・経営・ビジネス戦略に関するコンサルティングを行う。帰国後は、作家として多方面において執筆・講演等を行う。
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生井 利幸講師詳細プロフィール】
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Vol. 53 『人の気持ちがわかるコミュニケーターが、ビジネスを掌握する』
(2008年11月02日)
経済社会で生きる以上、絶対に避けて通れないものが一つあります。
それは、人との交わり、つまり、人とのコミュニケーションです。
私は、コミュニケーションをテーマとする講演では、
冒頭において必ず述べることがあります。
それは、「人とのコミュニケーションほど難しい代物はない」ということです。
経済社会においては、各業界企業がつくる多種多様な商品・サービスが交錯し、
東京や大阪などの大都市では様々な商品・サービスが過剰供給され、
時として、消費者自身、一体どれを選んだらよいのかわからない状態になっています。
そうした商品・サービスの動きは、
1)「供給する側(企業)」 と、
2)
「必要とする側(消費者)」
が交わす一つひとつのコミュニケーションが大きな影響力を持つといえるでしょう。
即ち、どんなにクオリティーの高い商品・サービスをプロデュースしても、
実際にそれを必要とする人々とのやり取りにおいて<その価値>を
適切な方法で上手に伝えない限り、
その商品・サービスを売ることはできません。
結局のところ、ビジネスの決め手となるのは、コミュニケーション、
つまり「それをいかに売るか」という問題ということになりますね。
ご承知のように、優れたコミュニケーターになるための技術は色々あります。
しかし、たとえ人と接するための技術があっても、「人の心」を理解できない人は、
結局、心の通うコミュニケーションを図ることはできません。
本当の意味での優れたコミュニケーターとは、 「他人の気持ちがわかる人」
「他人がどうしたいのか・何を求めているのかがわかる人」であると思います。
このことは、冷静に考えると、本当に当たり前の理屈であることに気づきます。
しかし、私たちは、日々のビジネスシーンにおいて、
一事が万事において「忙しい」「忙しい」とばかり言いながら過ごし、
このような"当たり前の理屈"に対して盲目になってしまっているのではないでしょうか。
今一度、コミュニケーションの"原点"に戻ってみたいものです。