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第9回 「サラリーマン金太郎に学ぶこと」
「クロッカスが咲きました」という書きだしでふいに手紙を書きたくなりぬ(俵万智)
その言葉が不意に思い出されました。桜も風と共に散り、紫色のクロッカスが咲く時期になりましたね。
そんな季節の講演レポートは、温かい季節の似合う植山周一郎さんの講演です。
「講演はエンターテイメントだと思っている。」そう仰る植山さんの講演は、まさにエンターテイメント。新しい発見と驚きに満ちた、学びのある講演です。
今回は、千葉県の某所、経営者、管理層向けに「サラリーマン金太郎に学ぶこと」と題され、開かれました。この題は、ご自身の著書「サラリーマン金太郎 勝利学」より引用したもので、(1)マイナスをプラスに転じる、(2)自分を売り込むサラリーマン―"勝利"の方程式、(3)国際サラリーマンの条件、そして(4)影響を受けた三人の偉人とそこから学ぶ人生哲学とビジネス・ポリシー、という大変興味深い内容でお話頂きました。
植山さんは、かの有名なサッチャー元英国首相の日本代表窓口として10年間務め、ヴァージングループのリチャード・ブランソン会長とは、顧問という関係を超え、人生においてもかなりの信頼を置かれいるという存在です。「皆にはSHU(シュー)、なんて呼ばれて仲良くしてもらってるよ。」なんてフランクに話してくれます。
またSONYの創設者でもある、盛田昭夫氏のそばで仕事ができたことも貴重な経験だったと語ります。「SONYはメーカーだから、物作りの心を分かる為にエンジニアの心を分からなければいけない。」「インスピレーションを感じて、起業できる。これが経営で大事なこと。」そんな数々の精神に触れ、世界でもTOPクラスのリーダー達のそばで、ひた向きに、かつ大胆に仕事をこなし世界を渡ってきた植山さんのお話は、ワンランクもツーランクも上の経験を学ぶことができます。
でもそこに隠されている事は、実に些細でシンプルなことであり、その心は深い。
「Nothing ventured, Nothing gained.( リスクを冒さなければ、何も得られない)」というリチャード・ブランソンの言葉や、サッチャーさんがお酒の席でもらした一言、時と場合において選ぶ洋服の色や形、
アクセサリー、身のこなし。
またそのような方と近い存在でいられたからこそ知る、
意外な一面等も実際の講演でなければ、聞けないお話です。
ソニーのウォークマンの誕生の際に、「サル」がウォークマンを聞くCMが話題になったことがありましたが、それを仕掛けたのも、実は植山さん。その他、旭通DKとBBDOとの資本・業務提携を交渉成立させたり、ヴァージングループと丸井との提携成立、ビジネスのWINWIN関係構築のスペシャリストでもあります。
よく弊社に「面白い講演を」というご依頼を頂きますが、私はこの面白いというのには2種類あるように思います。「笑いが止まらず、とにかく愉快だ」というものと、「内容に納得でき、充実、勉強になる。興味深い内容である。」です。もっと細かい要素を挙げればたくさんありますが、植山さんの場合、後者の面白い講演ではないかと考えます。
トップクラスの方々の貴重なお話、またそういった方々と接する為の自分の心の有り様や、生き方、できるビジネスマンの心身のこなしや工夫の仕方など、ヒントに満ち溢れており、その結果、心に元気と勇気を与えてくれる。それに加え、ウィットのきいたジョークや、会場を飽きさせない雰囲気をくむ、所々のアクセントになるプラスアルファがまさにエンターティナーとしての横顔を垣間見せてくれます。
講演内容、テーマにおいてもかなり豊富な方なので、どれをご紹介しようかと迷いましたが、先々月に行った「ブランディング」に関するご講演も大変納得のものでもありました。どれもお薦めできる内容なので、ご興味のある方は担当のものに詳しく聞いて頂ければと思います。
最後に、以前私がメルマガで書いた一節をご紹介します。
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先日、サッチャー元英国首相やヴァージン・グループの顧問を務める、
植山周一郎さんの事務所に伺いましたら、
とても幸せな気分になりました。
素敵なカップにいれた香りの良い紅茶と、
季節ものの美味しい柿をご用意して下さいまして。
講演はエンターテイメントだと仰る植山さんのお話は、いつも大変好評ですが、
こういったさりげない所まで気の届く人柄が、 たくさんの方を惹きつけるのでしょうね。
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本当は、こういった一面を一番ご紹介したいのかもしれません。
(2005年4月20日 株式会社ペルソン 無断転載禁止)
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