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――実際に、リフォームをしたいというお客さんとは、どんな形で進めて行くのでしょうか?
やはり、最初から突っ込んだ話はしないですね。お客様から話しかけてこられるよう、フレンドリーにいきますね。でも、そのお客様が希望されているリフォーム内容が、私から見れば辞めた方がいいと思う部分がある場合は、誠意を持って“それはやめた方がいいですよ”とか、“次回にしたほうがいいんじゃないですか”とか伝えます。
ガツガツしたら絶対だめだと思います。仕事とりたいがために強引になるとお客さんも引いちゃうと思います。お客様の立場になって、“もったいない物はもったいないですよ”って平気で言ってあげることが、その後の仕事に繋がっていくんですよ。
不快にならないように気をは遣いますけれど、反対に何でも分かっていないとリフォームは出来ません。どうやって糸をほぐして行くかが、ひとつのポイントかもしれないですね。最初、この夫婦仲いいんだろうなと思うと反対だったり、仲悪そうだなって思うと仲良かったり。分からないですからね。
最初の数回はいいかっこしても、毎回その家に通うと、だんだん習慣が見えてくるんですよ。その時にはじめて、その人の本当の気持ちが探れるようになってくるんです。気を許せるようになって、はじめていろんなことが訊けるんです。だから、たいていリフォーム中盤くらいで、「いやぁ、恥ずかしい話なんですけど、実は・・・」っていうのが必ず出てくるんですよ。それは、実際はリフォームには全然関係ないことなんですよ、でも関係あるんですね、どこかで。それが、「人間の生活=リフォーム」みたいなね。新築のおうちもそうですけどね。人が住む箱っていうのはね、やっぱりそこに住む人間の性格や考え方が反映されると思います。
――今泉さんにとって、仕事へのモチベーションの原点は何ですか?
まだ仕事にしていない時には、カーテンや小物を作ったりというのは、自分の所有欲だって思っていたんです。自分が持っていたいという。でも違うんですよ。自分がこれとこれを使ってこういう空間を作りたいって思ってるだけで、それが誰か他の人の家でもいいんです。だから、うちの飾り棚って年中、中身が変わってますよ。新しい現場とかで、そこに合うものがあれば、うちの食器棚から持って行くんですよ。自分の所有欲だと思っていたけれど、これを使った空間を作りたい!という感じで。何欲っていうんですかね。いくら高価なものを買ってきても、自分の所になくてもいいの。これが、あの現場で輝いて活きていればそれでいいわけ。この辺で眠っているよりね。
――今泉さん自身のお仕事としては、今後どのような展開をお考えでしょうか?
距離的な問題があって、関東近辺の現場でしかお仕事出来ないんですが、例えば地方へ講演に行ったついでにネットワークを確立して、全国ネットで仕事ができるようになれば面白いと思います。何かトラブルがあっても、私は行けないれけど、信頼できるブレーンがその地域にいてくれれば、安心してその人に行ってもらえるような、ネットワークが出来たらいいなと思います。
――ありがとうございました。
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