koushinococoro.com 心
講演講師の思い・メッセージを伝える

講師の心.com



会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME



  講師の心.com > 講師マガジン 「人」 > スペシャルインタビュー 草野厚
 



――中国という存在をどのようにお考えですか。

 エネルギーの分野、石油、このところガソリンがハイオクで1リットル124円ぐらい、レギュラーで110円ぐらい。原油価格が過去最高になりましたね。これはもちろんイラク戦争の影響もありますが、実は中国が開発されているとも考えられます。現に中国は8%、9%と経済成長しており、日本の企業にとっても、世界の企業にとっても成長著しい中国の存在というのは、単に安い労働力でかなり高度な技術を持った人達という位置付けではなく、巨大なマーケットなんです。人口13億人の巨大マーケットです。

――それは大きな存在ですね。

 例えば1省とってみても1億人とか8000万人の人口があるわけですから、それだけで、日本の全人口と同じぐらいのマーケットが幾つも存在している、そう考えられるわけですね。

だから例えばある省にだけ特化した商品を開発し、それを売り出した会社もあります。要するに、中国全体を相手にするという発想ではないんですね。サントリーのビールは日本で上から数えて4番目のシェアだけれども、上海地区に特化した商品で頑張ってるなんてこともあるわけです。それも全中国を相手にするという発想ではなく、ある省にだけ、それだけでも充分なんです。

そういうことを考えれば、知恵と工夫でいくらでも中国市場での展開が考えられます。人口2億人の土地でも、電気がないという生活をしている地区もまだあります
。ここは日本の企業の相手にはなりませんし、それはODAの世界かもしれません。それでも中国国内で最もGDPが高い都市、上海から、蘇州という中国最大のマーケットを有している華東は、日本だけでなく世界の企業にとっても充分魅力的なマーケットです。

繰り返しになりますが、今まで中国では、安い労働力を使って商品を作っていたけれども、中国の国内でその商品を売るという発想はほとんどなかった。しかし現在はユニクロに見られるように、中国国内で作って、その商品を中国国内で売るといった、一つの仕組みが構築されております。

――中国のマーケットの存在は如何様にもなっていきそうですね。

 そうなんです。ここで面白い話があります。宮崎は日本で1、2を争う森林地帯ですよね。そこで宮崎の木材メーカーは、中国の住宅建設ラッシュに目をつけ、ある商品を輸出してるんです。中国はたくさん木を切ってしまって、長江にしても揚子江にしても洪水を起こした。そういう訳で、森林伐採ができない。ということは木材を輸入しなければならないんです。そこでその木材を日本から買ってるんですね。日本はご存知の通り、アメリカやカナダから輸入してるんですが。

そして話題の宮崎の木材メーカーでは何を輸出しているかと言いますと、実は間伐材というのもを輸出しているんです。それはもともと焼却していた、つまり捨てていた間引き用の一般的にはあまり状態の良くない木です。それを使えるように加工した物が間伐材。捨てていたものがお金になる、これもまた知恵と工夫ですよね。

こういったことからも分かると思いますが、いろんな知恵と工夫で、どんな状況でも経営者は生き抜いくことができると思うんです。今まで不況だ不況だ、うちはダメだと言っている人たちの半分から、3分の2ぐらいは護送船団方式で日本の景気が右肩上がりに上がっていて、業界全体も良く、それでそのおこぼれを頂戴して、なんとなく景気が良かったなあ、という時代にドップリと浸かってきた人たちがそういう発想なんです。勝ち組みは常にあって、それは勿論運もあるんでしょうけれど、知恵と工夫と努力があるんですよ。

――では最後に、今後1、2年の日本の動向から、どのようなビジネスチャンスが考えられますでしょうか。

短期、中長期的な話をさせて頂きますと、私達を含め、団塊の世代の人達、また団塊の世代予備軍、この世代は200兆から1300兆の個人資産があると言われております。その財布の紐をどうやって緩めるかが鍵になってくるんではないでしょうか。時代をどういう風に読み取るか、ということもあると思いますが、たとえば、少子高齢社会は、増税や年金保険料の負担増などから、「暗い」という固定観念にとらわれがちです。経営者の多くもそれにとらわれているのではないでしょうか。しかし実際は新しいマーケットの存在を示しているということでもあります。

業界全体が残るという時代はもう既にありません。 その中でも勝ち組みになるところというのは、企業の体力の問題が挙げられます。バブルの時期に無防備な投資を行なっているとか、そういうような所というのは、やはり不利ですよね。逆に言えば、勝ち組みになって、今成績を修めてる企業というのは、バブルが終わってから起業している会社が圧倒的なんですよ。とは言っても、「大戸家」に見られるような昭和33年の創業で、オリジンは非常に古いけれども、代替わりして大きく変われたという例もあります。今では食堂の暗いイメージを打破し、若い女性にも人気がありますね。

ただ重荷を背負っていると、なかなか変革は難しいということがあると思うんですよ。ただ代替わりした時が一つのきっかけになると思うので、2代目や3代目の人がどのように発想するか、ということは非常に重要だと思います。

どんな世の中、状況になっても、勝ち組みになることはできると思います。その経営者が上手くトレンドを読み、知恵と工夫で努力をすれば、必ず。

――ありがとうございました。


株式会社ペルソン 無断転載禁止


 1ページ目へ  2/2
 

講演依頼.comのご紹介

あらゆるジャンルをカバーする沢山の講師の中から、講演主旨・講義テーマに合致する講師情報をご提供致します。
講演依頼の無料相談を是非ご活用ください。
人生・ライフスタイルから芸能・スポーツまで幅広いジャンルの中からお客様の目的に合った講師をご紹介させていただきます。
講師ジャンルカテゴリはこちら


講演講師の思いやメッセージを伝えるWEBメディア 提供サイト:講演依頼.com
心
講師の心.com 会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME

講師の心.comは、講師の紹介及び講演出演依頼を承るWebSite 講演依頼.comから
毎月旬でお勧めの講師の"心"="思いやメッセージ"をコラムやインタビュー形式でお伝えするWebメディアです。


Copyright(C) 2005-2010 PERSONNE,Inc,All rights reserved