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東海林のり子 スペシャルインタビュー

 『人生を楽しく生きるための健康法

 「現場の東海林です。」でお馴染みの東海林のり子さんは、現在71歳。
リポーターとして全国を飛び回りながら、子育てを経験し、これからは夫婦の時間を大切にしていくそうです。
そんな東海林さんのリポーター経験や、「人生を幸せに生きるための秘訣」「健康法」についてお話を伺いました。


東海林のり子(しょうじのりこ)
フリーアナウンサー・リポーター

1957年 ニッポン放送にアナウンサーとして入社
1970年 ニッポン放送退社、フリーとなる
1971年 フジテレビ「リビング4」「リビング2」「小川宏ショー」
リポーター・ナレーター
1979年 フジテレビ「3時のあなた」事件リポーター
1988年 「3時のあなた」番組終了後、フジテレビ「おはよう!ナイスデイ」リポーター(この頃ロックバンド「X」の追っかけリポート等で若者の指示も得る)
1995年 テレビ朝日「パワーワイド」キャスター
1996年〜
2005年
テレビ朝日「ワイド!スクランブル」コメンテーター
現在に至る
東海林のり子


−東海林さんはリポーターとして数々の事件現場や芸能人の結婚式、
お葬式を訪れていますが、リポーターという仕事について少し教えて頂けますか?

 そうですね、リポーターという職業を理解してもらうのは、なかなか難しいですね。ニュースだと皆さん納得をされるのですが、ワイドショーは批判されることも多い。何でそこまでやるのか、なぜ悲しんでいる人の所に行くのか、失礼だとか、ね。でもキャスターは現場に行かない。現場に行く人は、リポーターなんですね。私は現場を見ることが凄く大事だと思っているので、私はこれからもあえてリポーターです。と皆さんには名乗ろうと思っています。

それに、ワイドショーは目線が一般の方と近いところがあります。だから、ニュースでは伝えきれない部分をお伝えすることが出来ると思うのです。日々起こっている様々な事件、実は私は身近に起きた事件の方を取材することが多かったですね。犯罪など、身近なものだからこそ、あったことだけを伝えるのではなくて、警告したい、という気持ちが胸にありました。現実の社会を分かって欲しいと…。

−現実の社会ですか・・・そんな取材を重ねる中で、
東海林さんが感じられてきたことは何ですか?

そうですね、今まであらゆる取材を重ねてきましたが、世の中には色々な境遇を持つ人がいて、それぞれがまた違う生活をしていて、様々な人間が社会を構成しているのだという事をつくづく感じました。だから、想像を越えた事件も起こるのだと。

結婚式などの明るいネタはいいのですが、少年犯罪だとか、恨みや怨恨などで起きる事件などは物凄く神経を使いました。ただそんな仕事を重ねていく中で、私は人に対して優しくなったんですよ。いろんな人を理解してあげよう、一人一人が持つ物を凄く大切に受け止めようとしてね。1人の少年が事件を起こしたときに、取材の中でその子の境遇や人生が分かるじゃないですか。そんな時、事件の凄惨さで断罪する前に他に責めるべき部分も見えたりして。周りにいる大人達に対してとかね。リポーターは無理矢理突撃していくイメージがおありかと思いますが、私は相手の気持ちを大切にしようと思って、取材に神経を使いました。

−やはり暗い事件の現場に行く時は、
自分の気もしっかり持たないと引きてづられてしまいますよね。
そうですね。でも私は家族に助けられていた部分も多々あったと思います。子供がいることで気持ちの切り替えができました。独身で事件を取材していたら、相当滅入ってしまうと思いますが、家に帰ると全然別世界ですからね。勿論、子育てに追われていた時は、ご飯を座って食べられないぐらい忙しくて台所で済ませてしまったり、その時は大変だったのですが、過ぎてみれば忘れてしまうものですね。子供が健康だったこともだいぶ救いだったのかもしれません。そして、主人には随分助けられました。
−ご主人はどのような方ですか?

東海林のり子まだ男女共同参画という言葉も出てこなかった時代でしたが、私が突然の取材で1週間あける時などは、子供にお弁当を作ってくれたりして、いろいろと助けてくれました。

実は、子供がまだ小さい時に、「子供もいるし大変なのに、ずっと仕事を続けていくつもりなのか?」と聞かれたことがあったんです。その言葉のおかげで、自分の仕事を見つめることが出来たのですが、凄く考えた結果、やはりやめる事は出来ない、という結論になった時、夫がまた言ってくれたんです。
「分かった。だったら協力する。そのかわり日本一のリポーターになれ。」ってね。
今考えれば、少々オーバーな言い方かもしれませんが、そう言われたら、家に帰ってきた時、「疲れた」なんて言えなくなったんですよ。主人の給料だけでやって行ける訳だから「やめてもいいんだよ。」と言われていましたので、疲れたって言ったら、すぐやめてくださいって言われてしまうでしょ。それが良かったのかもしれません。

それで前向きに仕事に取り組んでいると、そこで出会った人や考えさせられたこと等が、最終的には自分の為になったということが幾つもあるんです。勿論現場は緊張もしますけど、そういう意味では家族の力も借りながら、心の切り替えが出来ていましたね。

−ご家族の協力は大きいですね。ご主人の器の大きさもすごく伝わりました。
では、仕事のストレスというのは溜まることはありませんでしたか?

あまり溜まらないですね。フリーになって1人で仕事をするようになって尚更。忙しくても全部自分の責任で取ってきた仕事だから、文句は誰にも言えません。他人が何かをしてくれるはずだ、という風に思うからストレスって生まれると思うんですよ。他人に楽しませてもらおうって思ったら間違いだし、自分で楽しんでしまえばいいと思うんですよね。自分の人生は他人が責任を持ってくれるものではないのに、うまく行かないことを他人のせいにしたり、自分の境遇のせいにしたりするのは駄目だと思います。1人でも楽しい事はいくらでもあるんですよ。全ては自分次第ではないでしょうか。強いですね、ってよく言われるんです。その位でいいのかな、と最近は思います。


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