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講師の心.com > 講師マガジン 「人」 > スペシャルインタビュー 東海林のり子

 

−. 東海林さんは71歳に見えないぐらい元気ではつらつと
されていますが、健康などで気をつけていらっしゃることはありますか?

東海林のり子これはとっておきの方法ですが、「私は凄く健康なんです。」と言うようにしています。特にフリーになってからは、風邪を引いて誰かに代わってもらうことができないので、健康なのが一番のプロモーションになるんです。たとえ頭が痛かったとしても、演技でも良いから元気だという演出をしていると、本当にだんだん元気になってくるから不思議です(笑)。

不幸などもそうですが、「何でこんなに私ばかりが大変な思いをしなければならないの。」と言ってばかりいる人は、いつまでたってもそこから逃げられないと思いませんか?でもまあ、本当のところ、自分で「健康です。」と言っていると、元気な自分を見せなければならないので、倒れられなくなるんですよね(笑)。

それでもみんなのイメージの中で、「あの人はいつも元気で羨ましい」となると、素晴らしいですね。その羨ましさは、結果的に幸せそうに見えてくる。幸せってお金の問題ではないんです。そういうところに仕事も舞い込んでくるし、人も集まってくる。だからね、心を元気にしていることが一番だと思います。

−心を元気にするために何か東海林さんが実践されている方法はありますか?

何でも良いと思いますが、私は音楽やお芝居を見に行きます。ちょっと疲れてきたなって時に、そういうものを見に行くんです。お芝居は、舞台の上で体をフルに使っていて、底知れないパワーを感じるし、音楽のバンドなんかも若い子達が汗だくになって、ステージを降りたら抜け殻になるほど一生懸命だったりする。何か物を書いている人でも何でもいいと思うのですが、一生懸命やっている人のそばに行くことが、一番だと思います。そういうのを見ていると、自分ってまだまだだなぁ、って実感するんですよね。まだ自分一生懸命やってないな、まだまだだなって思うと、急に楽になるじゃないですか。限界だと思っていた部分が一気に広がってくれる気がして。もっと頑張れるはずだ、ってね。

−確かに誰かの一生懸命頑張っている姿を見ると、
元気をもらって、自分も頑張らなきゃ、と前向きに思えたりしますね。

そうなんです。それに最近小さいことでも嬉しいことがあったら、うんと喜んでしまおう、と思っているんです。例えば、外に出たら空が真っ青に晴れていたら、「なんて良い天気なんだろう、<ラッキー>。」そう思う。あとは一生懸命育てている花が小さなつぼみを付けたら、<ラッキー>ってね。当たり前だとか、偶然だからって思うと見過ごしてしまうことも多いですが、そういった小さなラッキーを積み重ねていくと幸せになれるんじゃないかな、と思います。そうすると、嬉しいことが一日のうちに一杯感じられるんです。

そして<ラッキー>と感じた時には、いつも同時にありがとう、と言うようにしています。宗教だとかそういうものではないんですが、何かラッキーが起きた時には、自分の力だけではなく、誰かが守ってくれているように思えるんです。だから素直に感謝する。そういう気持ちになる。そんな積み重ねが人生を豊かにしてくれると、私は実感しています。

−そういう生き方、素敵ですね。
最後になりますが、今後東海林さんが挑戦したいことはありますか?

東海林のり子  そうですね、私の場合、毎日が挑戦かもしれません。実は、【東海林のり子のイエスの法則】というのを実行しているんです。仕事を頼まれるうちは自分を必要としてくれる人がいるわけですから、幸せですよね。だから、スケジュールを見て空いている時にお仕事を頼まれたら、絶対受けるという決まりを自分の中で持っているんです。だからと言って変に縛られているという意識はないんですが、「NO」と言ったらその先は始まらないですよね。だから、たとえ今までやったことがないものでも、もし頼まれたらまずは挑戦しようと思っているんです。そうやって今までやって来て、後悔したことは一度もないんです。

というのも、今までは現場取材がほとんどだったので、今のようにお約束をして講演をすることが出来なかったんです。何かが起こったら、1週間拘束などで現場に行かなければならなかったので。それが出来る今は、現場取材に追われていた時とはまた違う役割を自分がしているような気がしています。テレビのように伝えるだけではない何かを。

ある時講演後に手紙をもらったんです。その手紙にはこう書かれていました。
「がんの手術後で前向きになれない自分がいましたが、また頑張れる気がします。」と。
その時に思ったんです。日々頼まれたことは精一杯やりたいな、と。

そして、やはりどんどん年を重ねていきますから、今まで一緒に生きてきてくれた主人と高価な旅をしてみたいですね。主人が新聞を見ている時に言うんですよ。「ここに行ってみたいね。」って、北海道の列車の旅とか。「いつかね。」って言うんですけど、まだ実現していないので、いずれは一緒に行ってあげたい、と思います。それが今思いつく挑戦したいことでしょうか。

−北海道の列車の旅、素敵ですね。それに東海林さんの仕事に対する真剣さがとても伝わりました。気持ち良く仕事をして、気持ち良く生きる。幸せに生きるコツは身近なところにあるんですね。 素晴らしいお話をありがとうございました。

   (2006年3月8日 株式会社ペルソン 無断転載禁止)

 

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