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―村田さんの講演には、若手からシニアまで、実に幅広い層の聴衆が集まることで有名です。現代社会を生き抜くために、どのような心構えが大切だとお考えですか?
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一度きりの人生、何ひとつ手抜きすることなく、常に真剣勝負で、自分を磨きながら築いていこう。そう言ってあげたいですよね。周りにいる人が実はいろいろなメッセージを送ってくれているのに、みんな真剣じゃないからうまく受け取ることができなくて、右から左へ流してしまう。昔は会社でもしっかり顔を見て直接話したり、とても人間的なコミュニケーションができていた。上司が部下を「今日は飲みに行こう」と誘うとか。でも、最近は何でも一方通行のメールで済ましてしまうんでしょう。それも物事の本質をわからなくさせている一因だと思う。
キレる若者、自殺者、うつ病になる人などが年々増えていると聞きます。将来をしっかり見据えようとしないから、自分の選択肢がどんどんせばまってきて、すぐに壁にぶち当たる。例えば今25歳の会社員なら、先を見越して30歳になった自分が立っていたいポジションを明確にイメージして、そこに向かってチャレンジを続けながら会社とともに成長していく。それも成功を確信して前に進んでいくのです。そんな考えた方をしないとダメですよ。まずはこれから、周囲とのコミュニケーションをメールだけで済まそうなんて思わず、リアルに顔をつき合わせながら対話する機会を増やしてみる。そう心がけるだけでも、今よりずっと大切で本質的な情報と出合えると思います。
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| ―確かに。また、現代の日本人は、打たれ弱いとおっしゃる識者の方が多いです。 |
人生を歩んでいれば、もちろんいいこともありますが、ピンチに出遭ったり、ショックを受ける出来事が大なり小なりいくらでもあるわけです。青信号で車を発進させたのに、赤信号を無視した自転車が目の前に飛び出してくることだってあるんですから。いきなり背後から襲われることもあるくらいに考えて、ピンチやショックへのアンテナを身につけておいたほうがいいです。しかし、このリスクへのアンテナは成功や失敗の経験を積み重ねながら、時間をかけて身につけるしか方法はない。無駄なことはできるだけ避ける、また、大きな失敗に陥らないためにも、常に真剣勝負で人生を歩まなければいけないのです。
まず、自分が目指す将来のイメージ、そして信念をしっかり持っておくこと。その上で、人はみな自分の師と思えです。自分が一所懸命つくり上げてきたものを評価するのは、常に他人。耳に痛い忠告や、些細な意見であっても、素直に聞いてみましょう。それが自分の成長のためだと思えば、くさらないで済むはず。「このやろう!」と思ってしまう相手の意見であってもきちんと耳を傾けて、理解して、修正すべき点はしっかり修正し、いつかその人を見返すことができればいいのですから。 |