koushinococoro.com 心
講演講師の思い・メッセージを伝える

講師の心.com



会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME



 

講師の心.com > 講師マガジン 「人」 > スペシャルインタビュー 村田兆治

Keywords

1)現代社会を生き抜く心構え
  2)執念があれば、きっと未来は開ける
  3)自分にとっての適性役割を見つける


村田さんといえば、やはり肘の手術から復活し、劇的な復活をされたエピソードを思い浮かべます。その時の経緯を教えていただけますでしょうか。

  オリオンズのエースとして脂が乗り切っていた33歳のときに、私は利き腕の肘を痛めます。いきなり投げられなくなった。病名も全くわからない。その時の恐怖感は、今思い出しても身の毛がよだつほどです。まさに想定外のピンチですよ。当時の私はほとんど、うつ病に近かったと思います。でも、野球をやりたいという思いだけは変わらなかった。それに、これはエースの終わり方ではない。絶対にもう一度エースとして復帰したいから、良いといわれることは何でも試してみようと決意しました。ついには山篭りまでし、滝にも打たれた。そうやって必死に考え、たどりついた答えが「ゼロからの出発」。それが新しい自分へのチャレンジです。

  当時の日本プロ野球界では、利き腕を痛めて手術を受けても絶対に復帰できないと思われていました。今でこそ、手術を受けて復帰した選手は増えましたが、当時は誰もいない。しかし、このまま何も変わらないなら、少しでも可能性のあるほうにかけてみよう。私には、これこそ将来を見据えたチャレンジだったのです。そしてアメリカへ渡り、フランク・ジョーブ博士の手術を受けます。左腕の腱を摘出し、右腕に移植するというものです。その日は忘れもしない、1983年8月24日のことでした。

  それから約3年のリハビリ生活が始まります。投げたくても投げられない、毎日、焦りと葛藤との戦いです。しかし、もう一度エースとして復活したい、何よりも野球をやりたい。そのほかのことはいっさい考えず、シンプルにそのことだけに集中できたからよかった。そしてリハビリ期間中はずっと、「人生は全部修行なのだ。偶然、今が試練の時なだけ。私は今、試されているのだ」そう考えていました。また、「絶対に悔いを残さないように。治ってからどうするか?」。その後の成功を確信してリハビリを続けたのです。

日本人投手として初めての手術。復帰後はどのようなご活躍を?。

そして、1984年のシーズン終盤、西武戦で1イニングを抑える復活登板。1985年4月の同じく西武戦で、1073日ぶりの勝ち星。それからこのシーズンは開幕から11連勝を記録し、最終的には17勝5敗という成績を収め、カムバック賞を獲得しました。
人生の岐路に立たされたとき、可能性を少しでも感じるのであれば、私は絶対に逃げてはいけないと思います。それは誰の人生ですか? 親の人生? 会社の人生? 違いますよね。あなた自身の人生ではないですか。選択するのは常に自分。強い自己責任を持ちながら、自分の人生は自分自身で切り開いていくのです。難しい道であっても、執念さえあれば、きっと未来は開けるのですから。

  当然ですが、すべてのプロ野球選手に、現役引退というタイミングが訪れます。復帰後、中6日の日曜日登板というローテーションを取り、「サンデー兆治」と呼ばれ、勝ち星をひとつずつ積み重ね、1989年5月13日に200勝を達成。そして翌年、10勝8敗の成績で幕を閉じたシーズン後、現役引退を表明します。まだまだいけるという声をたくさんかけていただきました。しかし私は、先発して完投することが難しくなったら、それが自分の去り時であるということを決めていたのです。現役時代は、「先発完投」にこだわり、そして引退後は、「人生先発完投」の意気で様々な新たな挑戦に取り組んでいます。

村田さんがプロ野球選手になることを決意されたきっかけを教えてください。

 私が野球を始めたのは小学3年生の頃です。自然が豊かな広島県の田舎に生まれ育ち、稲刈りが終わった田んぼの中がグラウンド代わりでした。そして、小学5年生の時、父親に連れて行ってもらった広島市民球場。ナイターで初めてプロ野球のゲームを観戦し、鳥肌が立つほど興奮したことを覚えています。それからはもう、プロ野球選手以外の自分の将来を考えることはなかったですね。

  その夢を実現するために中学から野球部に入部し、高校ではもちろん本気で甲子園を目指していました。残念ながら、出場の夢はかなわなかったのですが。しかし高校3年で、東京オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)からドラフト1位で指名をいただき、念願のプロ野球選手になることができました。
好きな分野で勝負しようと思えば、当然ですがそこには必ずライバルがいます。プロ野球には1軍もありますが、2軍もあります。使ってもらえる選手、そうでない選手が必ず存在するわけです。ですが私は、「チャンスは絶対にここにある。社会人として、絶対にエースになる」このことを自分自身に信じ込ませていました。そして、それを実現させるためなら、どんな努力も受け入れよう。そう固く決意していました。

競争の激しいプロの世界を生き抜くために、村田さんが心がけていたことは、どのようなことだったのでしょうか?

 プロ野球の世界だけに限らず、仕事で勝負して勝つためには事前の準備と向上心がとても大切になります。1つ勝てば、2つ勝とう。もっと勝つためにはフォームをしっかり見直そう。何年後に絶対にこういうポジションに立っていよう。そうやってどんどん上に上がっていく自分をイメージし続け、必要となる準備を勝負のたびに繰り返すのです。しかし、課題というものは自分ではなかなか見つけづらいもの。そのために、負けたくない人、ライバルを見つけておくといいですね。敵という位置づけではなく、自分を磨いてくれる人という位置づけで考えおくといいでしょう。

 当然、勝負ですからライバルにやられることもあるでしょう。しかし、一度負けたとしてもやられっぱなしではなく、勝つための方向転換をし続けていけばいいのです。どんな分野でも職人と呼ばれる人は、いつも額に汗して自分の能力を高める努力を惜しみません。そうやって本当の実力を身につけた人ほど、人望が厚い。もしも辛くなった時には、そのことを思い出してください。額に汗して努力し続けるのだと。
実力を身につけて、上の世界に行けば行くほど、勝負は厳しいものになっていきます。どんどん疲れがひどくなるのは当たり前。一心不乱に頑張ることも大切ですが、何でもいい、仕事以外であなたがリフレッシュできる趣味を持っておくことも忘れないでください。


 2/3   3ページ目へ
 

講演依頼.comのご紹介

あらゆるジャンルをカバーする沢山の講師の中から、講演主旨・講義テーマに合致する講師情報をご提供致します。
講演依頼の無料相談を是非ご活用ください。
人生・ライフスタイルから芸能・スポーツまで幅広いジャンルの中からお客様の目的に合った講師をご紹介させていただきます。
講師ジャンルカテゴリはこちら


講演講師の思いやメッセージを伝えるWEBメディア 提供サイト:講演依頼.com
心
講師の心.com 会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME

講師の心.comは、講師の紹介及び講演出演依頼を承るWebSite 講演依頼.comから
毎月旬でお勧めの講師の"心"="思いやメッセージ"をコラムやインタビュー形式でお伝えするWebメディアです。


Copyright(C) 2005-2010 PERSONNE,Inc,All rights reserved