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  講師の心.com > 講師マガジン 「人」 >スペシャルインタビュー 安藤和津
 
Keywords
  1)子育て・教育 −“家庭”教育改革の必要性
  2)介護 −母が教えてくれた『捨て身の愛』
  3)女性として生きる −日本一立派な絢爛豪華な踏み台に


―いよいよ、1人の女性としての安藤さんの今後について伺います。

安藤和津

 結婚をして子供を持つ女性としての生き方としてはね、今は二極化していると思うんですよ。一つは、自分のエゴを強く打ち出して生きていくお母様方、2つ目は、夫や子供の成長・将来に自分の将来・幸せを依存するという昔ながらのパターンを持っているお母様方。

やはり子育てをしている時は無我夢中で、自分を省みる時は非常に少なくて、個が無くなるじゃないですか。たとえば、桃ちゃんのママ、桜ちゃんのママ、その前は奥田さんの奥さんで、決して「安藤和津」という「個」はない。その結果、ドンドン自分を忘れていってしまう。そうすると鬱々としてしまって、「私という存在はいったいどこにいるんだろう? 自分の人生はどこにあるんだろう?」って、ある時フッと気づいたりする。そういったブラックホールに陥る事があると思うんです。

 私も子育てだけに専念している時期があって、その時はいろんな葛藤がありましたね。完全に社会へのアンテナを閉じちゃってる。結局、小さいサイクルの中だけで自分が生きていく方が楽だから(笑)。でも、周りにいる先輩達にいろいろとお話を伺った時にね、仕事をしている、していないに関わらず、自分の中で社会と繋がる意識を持っている方というのは、いつまでも若々しいし、ブラックホールに陥りにくいな、というのがすごくよく分かりました。やっぱり自分が楽して生きようと思うと、どうしても人間って流されちゃうじゃないですか。自分の目的意識を子供の幸せ、夫の幸せ、あるいは自分の上辺だけの快楽っていうものに求めないような生き方というのをしている方たちを見た時、学ばなければいけないな、って思いましたね。

―自分自身が輝いてこそ、家族の方々にもエネルギーを与えられるんですね。
安藤さんの場合、これからは自分のための時間をもう少し使えるようになるのではないですか?

 これからやっと自分の時間を取り戻せるのかなあ。でも、たぶん私は“取り戻す”よりも、現状維持のまま家族の礎となるのかもしれません。結婚するときに奥田さんが「お前はオレの踏み台だ」って言ったので、私は「日本一立派な踏み台になって見せるぞ」と思ったんですね。上に載っている人間が霞むほど、絢爛豪華な踏み台になりますよって。まあ、今後は上に載るのが、奥田さん1人ではなく、娘2人も私の上に乗るかもしれないので、3人分を支えるぐらいの踏み台にね。あ、あと孫もね(笑)。

賑やかになりそうですね(笑)。  安藤さんの元気の秘密は何ですか?

 人の力ですね。私だって1人で生きているわけじゃないので、いろんな人達との関わりの中で、自分は生かされているなと思う。だから、人に会うと元気になります。自分が疲れている時は、元気な人と会って元気をもらう。もちろん、自分が元気で、相手が疲れていたら、こっちが元気をあげる。ギブ&テイク。私はつきあう人の年齢層も、かなり幅が広いですよ。ただ、絶対に欲とか損得勘定ではつきあわない。今の時代は、そういうものを重点的に考えることも多いように感じるのですが、私は相手が社長さんだろうが、フリーターだろうが、あんまり線引きはありません。その人自身がどういう人間なのかっていうことしか興味が無いですから。名刺もらっても肩書きは見ないですもん。後になってみると、あ、社長だ、みたいなね(笑)。学生さんに今流行ってる言葉とか物とかを教わったり、みんなから良い気をもらっていますね。ありのままの自分で同じカテゴリーに入ってね。逆にそういう事がとても新鮮だったりします。
後は笑顔。 笑顔は繋がっていくものだと思います。

安藤さんのポジティブシンキングは人に伝播しそうですね。

 もちろん!だって、福を呼ぶのは笑顔でしょ。絶対そうなのよ。ネガティブな考え方をしたら、絶対に物事もそうなっちゃう。勿論、子育てや介護など、本当に悩んで落ち込んだこともたくさんあったけれど、そこでただただ自分はだめだって諦めるのではなく、考え続け、工夫をし続けたから、今があるんだと思うし、学べたものもたくさんあった。

それにね、奥田家では不可能だとか、できないとか絶対言っちゃいけないの。「もうダメ」も無し。奥田さんもそう。「なに言ってんだ。不可能なんて無いんだ!! 今は女が男にもなれる時代だ!」とか(笑)。 乗り越えなきゃいけない大きな壁の前でたじろいだり、タタラを踏んだりしちゃいけないってことですね。

不可能という言葉は、奥田家の辞書にない。自分達がやろうとおもったらそれは必ずやれるんだって。そう思うと、ずいぶんと世界が変わりますよ。あとはそれを信じることですね。
私ももっともっと絢爛豪華な踏み台になりますよ。


―本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきまして
ありがとうございました。

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文:佐野裕 /写真:鈴木ちづる
(2008年4月14日 株式会社ペルソン 無断転載禁止)  
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