koushinococoro.com 心
講演講師の思い・メッセージを伝える

講師の心.com



会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME



 

講師の心.com > 講師マガジン 「人」 > スペシャルインタビュー 青島健太

Keywords
  1) 野球に魅せられて―「医学部より“野球部”」―
  2) プレーヤーからスポーツの魅力を伝える側へ
  3) 周回軌道上にいればやり方は問わない―青島流マネジメント術―


―――野球の現役プレーヤーとしてピリオドを打った後、どのような将来のビジョンを描いておられたのですか?

  「それまでは本当に野球一筋の人生でしたから、セカンドキャリアは、逆に野球に距離を置こうと決めましたね。引退して次のことをどうしようかなと考えた時に海外、特にオーストラリアでなにかをしたいと思ったんです。社会人時代に野球で訪れてとても大自然が素晴らしかったものですから。ただ、なにをすればいいのかがわからない。野球一筋だったので実務的な能力や技術はありません。大学時代に社会科の教員免許は取りましたが、日本の歴史をどこかで教えるとしても、もう1回勉強が必要です。すると、たまたま図書館で出会ったオーストラリア出身の男性に、多くのオーストラリアの人が日本語を熱心に勉強しているのに教師が不足していると聞きました。日本語なら僕だってネイティブスピーカーですから(笑)、これだ!と思いましたね。半年ほど日本語教師養成学校に行って教え方などを身につけました。その学校の紹介でオーストラリアに日本語教師として赴任したんです。ビクトリア州の州都メルボルンから電車で4時間ぐらい行った街にあるジュニアハイスクール(小・中が一緒)です」

――いよいよ野球から離れた新しい人生を歩み始めたんですね。

 「ところが、そうもいかないのが僕の人生のようです(笑)。オーストラリアはスポーツ大国なんですね。広大な自然の中でゴルフ、テニス、クリケットなど老若男女の皆さんがそれぞれスポーツを楽しんでいる。そこに31歳の僕が『もうスポーツの現役は引退しました』なんて言っても笑われてしまうんです。『それはプロの選手を引退しただけでしょう』と。ですから、しょっちゅう色々なスポーツのお誘いを受けました。スポーツの世界から引退してオーストラリアへ渡ったのですが、奇しくも僕自身、野球以外のスポーツ経験が少なく、かつ理解が浅いことに気づかされました。全世界的な視点で見たら、まったく未熟なレベルだなと。結局、またしてもスポーツの魅力の前に屈してしまいましたね(笑)。

 日本ではある競技でトップレベルにあるプレイヤーが他のスポーツをすると、熱意や志が低いんじゃないかと疑われます。だからプロ野球の選手は野球オンリーにならざるをえません。でもオーストラリアで、たくさんのスポーツを初めて体験し、改めてスポーツって面白いなあと感じましたね。日本ではやれないオージールールのフットボール、ネットボール、クリケットなど、本当に楽しくてたまらなかったんです。初対面の相手と言葉でのコミュニケーションは十分でなくても、プレーで語れて、いい関係が構築できるんです。最高じゃないですか。 そこで『もっとこの世界に触れていたい』という気持ちが強まりました。ただ、自分は選手ではなくなった以上、今度はスポーツの魅力を表現してみたいと思うようになりました。英語がもう少し流暢ならオーストラリアで何か道を考えたんでしょうけど、感情や思想を英語で正確に表現するのにまだ苦労していました。たとえば『爽快さ』という言葉1つとっても、なかなか当てはまる英語のボキャブラリーがなかった。これではどうにももどかしい、と。やっぱり日本語で表現するしかないと思って帰国を決意したんです」

―――いまでこそスポーツジャーナリストの青島さんというイメージですが、プレーする側からメディアでスポーツを伝える側に回るのは、相当の苦労があったかと思われます。最初のきっかけはどのように掴まれたのでしょうか?
    「もちろん、やりたいからと言って、すぐにメディアの仕事に就けるとは思っていませんでした。まずは『書くこと』で表現することを入り口にしようと考えたんです。それで文藝春秋の雑誌『Number』の編集部を訪ねました。日本のスポーツ雑誌としては歴史も古く、最も有名な雑誌です。当時の編集長に僕が書く仕事を始めたいと伝えて、どうしたらいいですかと相談したんです。すると彼は『じゃあ、何でもいいから野球のことについて2千字前後でエッセイを書いて持ってきてください。いつでもかまいません』と言ってくださったんですね。僕は、そのあと帰宅したら、深夜までかかってワーッと書いたんです。せっかくのチャンスだし、これは勝負だと思ったので翌日すぐに持って行きました。その時に書いたテーマは『プロ野球をめざす少年たちよ、和式トイレを使え』です(笑)。なぜかといえば、自分自身が股関節が固いことに苦しんだんですよ。内野手は腰を下ろす必要がありますが、そこがウィークポイントになりました。それで、なぜ股関節が固いのかを考えたら、育った環境にあるのではと思ったんです。僕の家は集合住宅で、当時はまだ珍しい洋式トイレで育ったんです。今では当たり前ですけど、和式のようにフラットな位置にしゃがんで用を足すのは毎日の行為なので、それだけでもかなり鍛えられると着目しました。その原稿を編集長が気に入ってくれたんです。なんと直近のナンバーの巻頭のエッセイでドーンと載せてくれたんですよ。ここでも初打席初ホームランです(笑)。

 1発目にその機会をもらったのは嬉しかったですね。あとはこの成功体験で、スポーツ系の媒体で書いてたら、主張やキャリアを含めてテレビの人達の目に止まってコメンテーターで何回か呼ばれるようになりました。すると、滑舌よくしゃべることが、いわゆるMC的な仕事やキャスター(NHK BSスポーツニュース)に発展したりとチャンスにつながっていったんです」

 2/3   3ページ目へ
 

講演依頼.comのご紹介

あらゆるジャンルをカバーする沢山の講師の中から、講演主旨・講義テーマに合致する講師情報をご提供致します。
講演依頼の無料相談を是非ご活用ください。
人生・ライフスタイルから芸能・スポーツまで幅広いジャンルの中からお客様の目的に合った講師をご紹介させていただきます。
講師ジャンルカテゴリはこちら


講演講師の思いやメッセージを伝えるWEBメディア 提供サイト:講演依頼.com
心
講師の心.com 会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME

講師の心.comは、講師の紹介及び講演出演依頼を承るWebSite 講演依頼.comから
毎月旬でお勧めの講師の"心"="思いやメッセージ"をコラムやインタビュー形式でお伝えするWebメディアです。


Copyright(C) 2005-2010 PERSONNE,Inc,All rights reserved