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――――假屋崎さんは、敷居が高く思われがちな華道の世界を「花から始まるライフスタイル」「花は心のビタミン」と唱えられて、私たちの生活に身近なものとして紹介されています。
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「やっぱり花のある生活は、豊かです。玄関でも洗面所でもテーブルでも、どこでも、たった1輪、お花があると雰囲気が変わります。家庭の環境は無味乾燥になりがちですが、花はそれを変える力を持っています。花があるだけで、みんなやさしい気持ちになれると思います。
また、花のエネルギーを誰もが知っています。例えば、友人が病院に入院したら、お見舞いにお花を持っていくでしょう。結婚のお祝いにもお花をプレゼントするし、結婚式はお花で埋め尽くされます。そして、お葬式には、棺の中にお花を入れて最後のお見送りをします。まさに冠婚葬祭にお花は欠かせないわけですが、それはお花にエネルギーがあるからです。
そんな花のパワーを一人でも多くの方に知ってもらいたい、気づいてもらいたいと思って、活動しています。身体に効くビタミンはたくさんありますが、精神や心に効くビタミンも大事だということです。精神や心のビタミンとは何かといえば、それは文化だと思います。そして、華道はその文化のひとつです 」
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――――講演会では、私たちが身近に楽しむことができるように、花を上手に生ける方法も教えていただけるのでしょうか。 |
「ご家庭でも簡単にできる花のいけ方をお話しています。また、いつも個展などでご覧いただいているのは、完成した大きないけばなですが、それがどんなふうに作られていくのか、お花を生けるパフォーマンスをお見せすることもあります。最初は1本だけの花に、また1本、また1本とプラスされて、だんだん色が入っていって、素敵なものが生まれていきます。そんな姿もお見せできますので、お花のパワーを皆さんに感じていただけると思います。
また、花を生けるのは、頭で考えたり、悩んだりするよりも、自分でやってみる方が早いです。1本から2本へ、2本から3本へ…、だんだん花を増やしていくことは、楽しいことです。それに、日本には四季折々の花がありますから、年中違う花に出会えます。花屋さんで、公園で花を見て、これとこれを組み合わせてみたらどうか、とイメージを膨らませるのもいいです。頭の中で考えていてもやっぱり限界がありますから、まずは行動に移してみてほしいと思います 」 |
――――假屋崎さんご自身も行動に移されることを大切にされているそうですね。
「こだわるものはこだわる一方、興味があるものなら、いろいろなものに挑戦してみたいと思っています。実際、いろいろなお仕事のお話がありますが、チャレンジ精神は常に忘れないように、とにかくやってみる、ということを大切にしています。
そうすると、人との出会いもさらに膨らませることができます。私はとにかく後ろ向き、マイナス思考が嫌いです。何が起きても、前向きに、プラス思考に、エネルギッシュに取り組んでいきたいと思っています。目指すは生涯現役、寿命が尽きるときまで働いていたいですから」
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――本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
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取材・文:上阪 徹 /編集・写真:田中 周子
(2010年2月 株式会社ペルソン 無断転載禁止) |
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