koushinococoro.com 心
講演講師の思い・メッセージを伝える

講師の心.com



会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME


中村 勝雄のコラム「つながるチカラ」
中村 勝雄
中村 勝雄(なかむら かつお)
小学館ノンフィクション大賞・優秀賞 作家

長崎県生まれ。平塚養護学校・高等部卒業後、映画監督・木下恵介氏に師事。その後、短編小説集『涼子~Hello my love~』出版し、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。現在作家として、子育てをしながら異色のバリアフリー論を新聞・雑誌などに発表。重度の脳性マヒ、障害者手帳1級。



 中村 勝雄講師詳細プロフィール
講演を依頼する

Vol. 4 『大後悔』
(2009年07月01日)

 自分の性格を分析すると良くも悪くも、どんなことにも後悔しないし、そのとき判断した結果については悔やんだりしない。意地でも、自分の判断には少しも間違いはないと言い張ってしまう性格をしている。俗にいう、あまのじゃくだ。

 ところが今回だけは「後悔先に立たず」という先人の言葉に間違いはないと痛感する出来事があった。

 先日、あるテレビ局の開局50周年記念ドラマ「刑事一代」が、二夜に渡って放送された。昭和の数々の難事件を解決した有名な平塚刑事の、波乱の半生を描いたドラマだった。
 その演出家は、石橋冠氏だった。

 いまから20年前、私は「24時間テレビ」の中で交通機関のバリアフリーについてリポートするコーナーを企画して、モデルとして出演した。
 番組の性質上、謝礼が出せないということだったので、シナリオライターを目指していた私は、同局の石橋氏に会わせてほしいと、ダメもとで頼んでみた。

 すると後日、15分間の面会が実現した。どんなことでもダメもとで頼んでみるものだと思った。

 当時の私にとって、石橋氏は雲の上の人のような存在だった。手掛けるドラマは必ず話題になりヒットする同局の看板的な演出家だった。
 ところが本物を見た瞬間に舞い上がってしまい、声が上ずったのをおぼえている。
 そして矢継ぎ早に質問された。ここまで車イスでどうやって来のか、どうやって原稿を書いているのか。
 好奇心の旺盛な石橋氏は、私の説明を大きくうなずいて聞いていた。あっという間に時間は経ち、名刺をいただいた。

 それから歳月が流れ、大後悔をしている。その当時の私は、せっかく名刺をもらったのに何の連絡もしなかった。自分のような人間が、天下の石橋氏に相手にされるわけがないと思い込んでしまっていた。
 たとえば毎年の年賀状や暑中お見舞い、または近況報告でもいい。なぜ、それを怠{おこた}ってしまったのか。いまとなっては後悔しても遅い。
 きっと石橋氏なら、そのたびに返事をくださっただろうし、もしかしたらドラマ作りの仕事にまで発展したかも知れない。

 もしも今、石橋氏との関係が続いていたら、いくつも見てもらいたいドラマの企画書がある。こんな時代をどう生きるかという物語だ。

 ひとつの出会い(チャンス)をなおざりにしてしまった後悔は大きい。これからは新しい出会いをしたときに、そこには大きなチャンスがあることを信じて行動していきたい。




講演依頼.comのご紹介

あらゆるジャンルをカバーする沢山の講師の中から、講演主旨・講義テーマに合致する講師情報をご提供致します。
講演依頼の無料相談を是非ご活用ください。
人生・ライフスタイルから芸能・スポーツまで幅広いジャンルの中からお客様の目的に合った講師をご紹介させていただきます。
講師ジャンルカテゴリはこちら


講演講師の思いやメッセージを伝えるWEBメディア 提供サイト:講演依頼.com
心
講師の心.com 会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME

講師の心.comは、講師の紹介及び講演出演依頼を承るWebSite 講演依頼.comから
毎月旬でお勧めの講師の"心"="思いやメッセージ"をコラムやインタビュー形式でお伝えするWebメディアです。


Copyright(C) 2005-2012 PERSONNE,Inc,All rights reserved