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アフガニスタンの戦場で子供たちが干しぶどうを作っていた。地面に大量のブドウが並べられている。乾燥した大地でぶどうが日々積み上げられていった。アフガニスタンはブドウの産地、自給自足の生活が続く南部の村々では生活の糧としてブドウ栽培、そして保存のきく干しぶどう生産が大切な生きる糧であった。
干しぶどうはそのまま口にすることはもちろん、日本と異なる使い方としてアフガニスタン版チャーハンの中にも干しブドウを入れて調理していた。果物として以上に食材としての干しぶどうの存在は絶大であった。
広大な平野に敷かれている干しぶどうは砂埃を浴びながら乾燥していく。食材を長期間保管していく知恵を両親から子供たち誰しもが身につけていった。
この干しぶどう生産が続くアフガニスタン南部カンダハールでは日常生活のなかで戦闘が繰り返されていた。2011年からアメリカ軍がアフガニスタンから撤退をはじめたとはいえ、ここカンダハールでは武装勢力による攻撃で多数の民間人が犠牲になっていた。村人にとっても子供たちにとっても安心して暮らすことができる毎日を誰しもが望んでいた。村の中を米軍兵士がパトロールする姿を子供たちが見つめている。子供たちは興味津々で米軍部隊を見つめていた。

戦場ですれ違う米軍兵士とアフガニスタンの子供たち。それぞれの生活慣習や文化、言葉、顔つきがあまりにも異なり、戦場という極限の中ですれ違うことに不思議な偶然が横たわる。日常生活の中で決して出会うことのないはずの二つの国の人々が、アフガニスタン最前線で手をふれあっている。
米軍行軍で山をこえ、土漠をこえ、村にたどり着いたとき、国境を越えた子供たちの重なりに極度に気持ちが引きつけられた。悲しくても嬉しくても世界はつながっていることを感じざる得ない。
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