koushinococoro.com 心
講演講師の思い・メッセージを伝える

講師の心.com



会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME



  講師の心.com > 講師マガジン 「人」 > 川村透
 
 
川村透
川村透 講師
プロフィール

「もののみかたを
        変えてみませんか?」

川村 透(かわむら とおる)
川村透事務所 代表
・モチベーティブ・スピーカー
・翻訳家
・企画コンサルタント

 
Vol.15 「感動」

先日、とあるIT企業での一日研修がありました。テーマはヒューマンスキルのアップです。通常、研修では、何らかのスキル、ノウハウを伝えようとすることが多いのですが、今回は事前の打ち合わせから、この会社に必要なものはなんだろうとキーワードを探していった結果、それは、「人と人とのつながり」「お互いを認める」「感謝」という言葉でした。
日々、成果主義や人員減により、ますます人が孤立化し、人のことなど構ってられない状況の中、少しでも誰かを承認したり、感謝の意を伝えるという文化が根付けば、会社の雰囲気が変わるだろうと思ったのです。そこで、研修の最後に、おそらくふだん、最も承認できない相手、つまり上司への手紙を皆で書こう、という企画を立てました。

研修の後半、少し「承認」のワークをやったあとに、
「では、皆さん、自分の上司を承認するという意味で、手紙を書きましょう」
というと、一同「えーっ」と驚きの表情。
が、同じ上司を持つ仲間がグループになり、便箋が配られると、だんたん真剣モードに顔が変わっていきます。下書きをきちんとするチーム、「泣かせてやろう」「ここでオチをひとつ入れよう」など議論するチーム・・・結局30分かかり、ようやく手紙が書きあがりました。

さて、いよいよ上司の入場。彼らにはただ、部下と討論会をする、とだけしか伝えていないので、皆、何がはじまるのかとけげんそうな顔。「今日は、普段の感謝の気持ちをこめて、皆で手紙を書きました」というと、皆さんの表情に一瞬、驚きが。

まずトップバッター。チームの代表が前にたち、さきほどしたためた文章を読み上げます。
「○○部長・・・」
ふと上司の顔をみると、みるみるふだんの仕事モードから、やさしい男の人の顔に変わっていくのがわかります。
「いつも見ていてくださって、本当にありがとうございます。おかげで安心して仕事ができます」
参加者を見渡すと、皆、上司がどんな顔をするのかと興味津々・・・・なかにはじーんと感動し、目にうっすら涙を浮かべている女性も。
横で見ていた僕も、思わずこみ上げてくるものがありました。その場に、とてもあたたかい空気が流れたのを感じました。人を認める、認められるっていうのは、本当にその場の雰囲気を変えるのですね。
やがて手紙を読み終え、上司からひとこと。
「いままでこんな手紙をもらったことはなかったので、いや、感激です・・・」
「女性から手紙をもらうなんて、何十年ぶりで・・・」
「貼っておきます」
みな照れながらも、とても喜んでいました。その顔をみたとき、「ああこの企画、やってよかった」と心から思いました。

研修が終わって。
研修で、涙がこみ上げてきたのは、久しぶりでした。いや、こういう人の琴線にふれる研修っていいです。今回の研修をきっかけに、お互いで承認しあったり、感謝しあう文化が、少しでも根付けばいいなと思いました。

働く人には、もちろんお金、という報酬は大事です。そして、それと同じくらい、人から認められる、誉められるという体験は、人にとって価値ある報酬であると思います。
人は誰しも心の中に、あったかいものが流れているはず。それを信じてあげることって、大事ですね。

皆さんの会社でもいかがですか。「上司への手紙」―社内の何かが、きっと変わり出すはずです。


 


<川村 透講師のコラム バックナンバー>

【もののみかたを変えてみませんか?】
Vol.14.「人に委ねる」
Vol.13.「もののみかたを変えてメンタルタフネスを磨こう!」特別編

Vol.12.「緊急レポート!ものの見方ワークショップ@京都。」

Vol.11 「『もののみかたラボ』ケースその5 〜もののみかた×出来ない部下」
Vol.10 「承認について考える」
Vol.9 「もののみかたを変えた写真で新しい自分になる」特別編
Vol.8 「川村透 講演後レポート」特別編
Vol.7 「失敗で自分のギアを上げる」
Vol.6 「『もののみかたラボ』 ケースその4 もののみかた×農業」
Vol.5 「もののみかたを変えたら、路上も革命の舞台に」特別編
Vol.4 「『日本の足元に革命を!!』 若き靴磨き職人のもののみかたに迫る!」特別編
Vol.3 「『もののみかたラボ』 ケースその3 もののみかた×自己PR」
Vol.2 「『もののみかたラボ』 ケースその2 もののみかた×できない上司」
Vol.1 「新企画!『もののみかたラボ』 ケースその1 もののみかた×福祉の現場
 
【あなたは自分の力を信じていますか?】
Vol.66 「できる営業=探偵 その秘訣は共感?!」特別編
Vol.65 「普通の人でも輝ける

Vol.64 「メンターめっけた」

Vol.63 「事務所選びはクリエイティブ?」
Vol.62 「もののみかたを変えて ディズニー式コミュニケーションを実践しよう!」特別編

Vol.61 「桑田投手の怪我を思う」

 
Vol.60 「自分の正しさをいったん手放す」
Vol.59 新刊発売記念インタビュー 「仕事も人生もハッピーの秘訣は『もののみかた』にある!」特別編
Vol.58 「ノーブレス・オブリージュ」
Vol.57 「親との関係」
Vol.56 「私と仕事と会社」
Vol.55 「教育はエデュテイメントへ!」 特別編
Vol.54 「コーチングで音が変る!」
Vol.53 「僕がやったんじゃない」
Vol.52 「任せっきりにしない」
Vol.51 「変わる!リーダーシップ〜魅力的なリーダーとは?」 特別編
 
Vol.50 「人はアウトプットしないと変わらない」
Vol.49 「最新現場レポート 〜実録<コーチングのススメ>」
Vol.48 「頑張ることより大切なもの」
Vol.47 「こうしてやりたいことを見つけた二人」 特別編
Vol.46 「やりたい仕事の見つけ方」
Vol.45 「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」
Vol.44 「<いい子>のままでいませんか?」
Vol.43 「本物に触れることの効用」
Vol.42 「犬の世界にもコーチング?」
Vol.41 「気働き」
 
Vol.40 「こだわるべきか否か?」
Vol.39 「コーチングにできること 〜あるミスをした運転士ととの会話」
Vol.38 「ゲームで仕事を斬ってみる」

Vol.37 「海に散ったウインドサーファー」

Vol.36 「これっておかしいんじゃない?」

Vol.35 「凶は吉なり」
Vol.34 「あと一回」
Vol.33 「いまに見てろ」
Vol.32 「裏返し」
Vol.31 「20年前の自分に出会う」
 
Vol.30 「ミスしたときこそチャンス!」
Vol.29 「自分をRe-framingしてみよう」
Vol.28 「上司をコーチングしてみませんか?」 〜逆コーチングのススメ〜
Vol.27 「いまから遅すぎることはない!」 〜50代に学ぶ「すがすがしさ」〜
Vol.26 「組織でうまく動けなかった自分」
Vol.25 「形のない贈り物」

Vol.24 「何が私を変えたのか? 〜いまの自分で相手にウンと言わせる5つのヒント〜」

Vol.23 「コーチングで会話が変わる?」 

Vol.22 「可能性のドアをたたく」

Vol.21 「ワークショップで組織が生き返る!」 
 
Vol.20 「企画を通す喜び」 
Vol.19 「僕ってクレーマー?」
Vol.18 「倒れた父がはじめて見せた笑顔」
Vol.17 「人は変わらない」
Vol.16 「やると決めてからやる人、ただやる人」
Vol.15 「イアン・ソープの翻訳やらない?」
Vol.14 「こだわりがある人は、成功しない」
Vol.13 「人と自分を比べてしまうあなたへ」

Vol.12 「自分のプリンシプルを持つ」

Vol.11 「さあ何か、新しいこと始めよう」
 
Vol.10 「ALS患者から学んだこと」
Vol. 9 「コンプレックスは自分の原動力」
Vol. 8 「自分のものさしを持つ」
Vol. 7 「言葉があなたの人生を決める」
Vol. 6 「未来へ帰る」
Vol. 5 「小さく考える」
Vol. 4 「自分の論理よりその場の論理」
Vol. 3 「2つの悪い知らせ」
Vol. 2 「自信に根拠はいらない」
Vol. 1 「みなさんこんにちは。川村透です。」

 

 

講演依頼.comのご紹介

あらゆるジャンルをカバーする沢山の講師の中から、講演主旨・講義テーマに合致する講師情報をご提供致します。
講演依頼の無料相談を是非ご活用ください。
人生・ライフスタイルから芸能・スポーツまで幅広いジャンルの中からお客様の目的に合った講師をご紹介させていただきます。
講師ジャンルカテゴリはこちら


講演講師の思いやメッセージを伝えるWEBメディア 提供サイト:講演依頼.com
心
講師の心.com 会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME

講師の心.comは、講師の紹介及び講演出演依頼を承るWebSite 講演依頼.comから
毎月旬でお勧めの講師の"心"="思いやメッセージ"をコラムやインタビュー形式でお伝えするWebメディアです。


Copyright(C) 2005-2009 PERSONNE,Inc,All rights reserved