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Vol.2 「自信に根拠はいらない」
1.どうしたら自信が持てるのか
よく「自分に自信が持てなくて」という話を耳にします。そういう人の話を聞いてみると、どうしたら自信が持てるかがわからず、最初のきっかけをつかめないでいるようです。
僕もそうでした。サラリーマン時代の私は自信のかけらもなく、自信たっぷりの人をうらやましく思っていました。でも彼らは、最初から自信があったのでしょうか。いやきっと何かのきっかけがあるに違いない。それは何だろう・・・。
2.責任がもてないのにできるとは言えない
そんなことで悩んでいたある日のこと。当時、通訳や海外視察のコーディネートをする会社に勤めていた私のところに一本の電話が鳴りました。それは韓国語の通訳に関する問い合わせの件でした。
「あの、そちらで韓国語の通訳はできますか?」
「韓国語ですか?えー、登録者の都合をお調べしてからお答えすることになりますが」
「・・・そうですか、では結構です」
そういって電話は切れました。それを聞いていた社長がこう言うのです。
「そういうときは、まずできますと言うんだ。方法は後から探せばいいだろ。お調べしてから・・・なんていうところ に、誰が頼みたいと思う?」
私は叱られながらも、内心こう思っていました。
(そんな無茶な。だって僕は登録している人の都合を知らないし、ちゃんと調べてからでないと、無責任にできますなんていえないよ・・・)
社長の頭の中には、必ず探せるはずだという読みがあったのでしょう。しかし、当時、入社してまもない僕にとっては、自分に責任がもてないことは言えず、不条理なことだと憤慨していました。
3.まずは結果を決める。方法は後から考えろ!
しかし、ここでひとつ、僕はあることに気づいたのです。それは社長と僕の考え方の違いです。
社長⇒まずは結果を決める。その方法を後で考える
僕⇒頭の中で、すべての根拠が明らかにならないと、できるとはいえない
そして、これはひょっとしたら、自信に対する考え方につながるのでは?と思ったのです。このとき社長は、まず「できます」と結果を決めて、何とかそれが実現するように方法を埋めていこうと考えたのに対し、私は、すべての情報がそろわないと、できるとは言えないと考えたのです。
僕はおそらく「自信があるように見える人」でも、必ずしも毎回、すべての道筋の裏づけがとれているわけではないと思います。そこには「100%の根拠はない」のです。でも彼らは、たとえ根拠が10%でも「できる」といったことが実現するように頑張り、そうした修羅場をくぐっていくことで、自信をつけているように思えてなりません。
4.根拠のない自信が大事
ですから、自分に自信が持てない皆さん。ご安心ください。自信がありそうに見える人にも、100%の根拠はありません。皆さんと同じなのです。ただ違うのは、未知の部分について、自分を信じて「私はできる」と勝手に思い込めるかどうかだけです。
この「勝手に思い込む」というところがすごく大事です。自分に対して謙虚なことは良いことですが、こと自信に関しては、ほんのちょっとだけ「自分にずうずうしく」なってみましょう。そこにヒントがあるはずです。
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