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川村透
川村透 講師プロフィール

「あなたは自分の力を
        信じていますか?」

川村 透(かわむら とおる)
川村透事務所 代表
・モチベーティブ・スピーカー
・翻訳家
・企画コンサルタント

 
Vol.47 「こうしてやりたいことを見つけた二人
 ( 川村透コラム企画 対談:御手洗るみ 文:馬場真由香

対談のお相手は・・

御手洗 るみ
(株)ネイチャーズ・インターナショナル代表取締役

跡見学園短期大学家政学部卒業後、大手石油会社にて、秘書業務を行なう。1997年退社。アメリカのライフスタイルやトレンドを学ぶ為渡米。1998年、化粧品会社に就職し、エステなどの美容知識の習得。また後の副社長の柳橋と仕事のパートナーとして出会う。
2000年3月(有)ネイチャーズ・インターナショナル設立し、同年6月「NATURE' S DAYSPA 」をオープン。2002年10月(株)ネイチャーズ・インターナショナルへ。現在、同社代表取締役。

   

―今回は銀座ネイチャーズデイスパの社長、御手洗るみさんをお迎えして、
  今の現状に悩んでいる皆さんに小さな勇気やヒントをお届けします。

川村: さて、御手洗さんはデイ・スパというエステを日本に持ち帰り、若干27歳でサロンをオープンなさいました。銀座に日本ではまだ珍しいスパのオープンはいろいろ決断や苦労の連続だったと思いますが、どんなきっかけでサロンのオープンに至ったのでしょうか。
御手洗: はじめは普通にOLをしていたんです。ただ、家族の転勤でアメリカに住んだ経験があったので、そこでアメリカの女性の生き方を目の当たりにする機会がありました。アメリカでは女性も目的を持ってイキイキと人生を楽しんでいました。そこが日本とは違うな、と憧れましたね。それが今の仕事では手に入らない!と思ったので24歳でOLを辞めました。
川村: 次の仕事は決まっていたのですか?
御手洗: 決まってはいなかったのですけれど、まず辞めてしまいました。(笑)
その時はまだスパをやりたいということは考えていなくて、ただ自分をブラッシュアップさせたいという思いはあって、何かを始めたいという事だけは漠然と思っていました。
川村: ビックリ!まず辞めたところは同じですね。
僕もずっとサラリーマンをしてきたからもちろん迷ったけれど、辞めることで背水の陣を敷いたんです。やりたいことは決まってなかったけれど、今の自分は自分らしくないな、もっと自分にできることがあるはずなのにって。世の中の基準に自分を合わせていくのが窮屈になったんです。
御手洗: 私も常に上にあがっていきたいという願望があって、現状ではその願いがかなわないと思うと我慢できなくなるみたいです。
川村: 会社を辞めた後はどうしたのですか?
御手洗: 元々エステに行くことは好きだったんですね。海外に行ったときにもよくエステやスパは行ってました。でも日本のエステはコンプレックスを解消するもので、隠れていくようなイメージが強くて。海外のものは癒しやエネルギーチャージが目的になっているので、もっとオープンでポジティブなものだったんです。日本にもそんなエステがあったらいいなーと思ってはいましたね。

そんな時に当時N.Y.で流行していたデイ・スパに出会ったんです。デイ・スパに行くことはN.Y.の人々のライフスタイルになっていて、これはすごくいい、絶対に日本でも流行するなという直感みたいなものがありました。
川村: 僕も本を出版したときはそうでした。自分がいいな、と思っていたものは誰かが絶対にやるんだよね。だから自分の感性を信じてやるっていうことは大事だと思うなあ。
御手洗: そうですよね。だからまず、サロンを開くためには美容業界を知らなくてはいけないと思って、すぐ美容関連会社に就職したんです。それはその会社の女社長との出会いがあったからなのですが、それもなんだかインスピレーションが働いた出会いだったんですよね。
川村: ビビッときたんですね。(笑)
御手洗: そう、ビビッときたんです(笑)その方は人を育てるということにとても熱心で、私は経営とマネジメントについてしっかり教わり、経営者として育ててもらいました。それに、この会社では今のビジネスパートナーにも出会うことができました。

私は自分でイメージが描けない夢はかなわないと思っているんですよ。社長には、女性でありながら会社を経営するということを目の当たりに見せてくれました。ああ、会社を経営するということはこういうことなのか、と思いましたね。
川村: 目の前で自分のやりたいことをして生きている人を見ると、自分にも出来るんじゃないかって思えてきますよね。錯覚みたいな(笑)
僕が会社を辞めた後、アルバイトをしていた旅行会社の社長との出会いもビビッときたんです。だから会った翌日から働き始めた。なぜそんなに早く決断できたかっていうと、やっぱり自分の感性に素直になろうと思って行動しているからなんだよね。30歳で会社を辞めたとき、今までのように世の中の常識に従うんじゃなくて、自分がいいと思うことに従って行動しようと決めたんです。僕はすごく迷う人間だから、「もう自分の好きなようにやっていいんだよ」っていう自分に許しを与えてあげようとそのとき思ったんです。

御手洗:

決断って大切ですよね。私はほとんど迷ったりしない人なんですけれど、それは選んだ道に回り道はないと思っているからなんです。頭でいろいろ悩んでも結局はやってみないとわからないことじゃないですか。だったら少しでもできそうな道を選んで、進むんです。やったことはすべて繋がっていきますから、前さえ見ていればどんな選択をしてもそれは必然だと思うんですよ。

川村: 常に前を見ているから、出会いも自分より先のステージにいる人と出会えるんですね、きっと。でも出会っていてもそれに気づかなくちゃ、何事も起きないで終わってしまう。僕はやっぱり、いい出会いをするためにも自分が何が好きで何をしてみたいのかという、自分の内面と向き合うことが必要だと思う。感性を磨くというか・・・。自分の好きなものはこれだ!っていうことが見つかればいいと思うんだ。そして出会いを呼ぶにはそれだけじゃだめで、その感性を信じて行動することが必要ですね。動かないと新しい現実には出会えないから。
だけど動くことはとても勇気のいることで、すぐに出来ることじゃないよね。御手洗さんはそのあたりがすごく自然で、うらやましい(笑)
御手洗:

そうですか。でも本当に迷わない。例え迷っても自分らしいものを見つけられます。好きなものには我慢をしないです。

川村: それが素晴らしい!!
御手洗:

美容関連の会社を辞めてサロンを開こうと決めたときも迷いませんでしたよ。今のビジネスパートナーと何かを始めたら絶対にうまくいくという確信もありましたし。でも開店までには大変なこともありましたけどね。立地もいろいろと探したんです。でも私が具体的にイメージできるのは銀座だったんです。で、すぐ銀座にしようと。家賃が高いからとか不安要素はありましたけれど、私のイメージするサロンは銀座だったのでとにかく探しました。ここでも今のサロンの大家さんとの出会いがあり、開店するにこぎつけたんです。
楽しく生きようと思ったら、好きなものに我慢をしないのが一番だと思うんです。でもそれはアメリカのライフスタイルを見ているから余計そう思うのかもしれないですよね。

川村: そうですね。そうかもしれない。日本以外の社会を体験したことは大きいと思う。アメリカのライフスタイルの在り方に僕も憧れました。でも普通の人は悩むんです。僕も含めて、まだまだ日本という社会はすべての人に通用する常識があると思っている国だしね。自分の好きなことで食べていくことが、なんだか悪いことのように思ってしまうところがあるじゃない。
御手洗:

失敗を恐れないことですよね。それこそ選んだ道はすべて繋がっていくんですよ。経験になって、実力や自信になって。失敗したら、失敗という考え方を変えてしまえばいいと思いませんか。

川村: そうそう、同感です。僕はいつも自分を安心させるためにも出来事のいい面を探すようにしていますよ。結果は出来事だけでは決まらない。自分がその起きたことをどう解釈するかで変わる。これを習慣付けるのはすぐには難しいかもしれない。でも例え小さいことでもそういった体験があれば、気づくことが出来ると思います。いつもそういう発想の転換をしようと心がけていることが大切ですね。
御手洗:

本当にそうですよね。
そうして憧れの人に出会い、その出会いがまた自分を成長させてくれるんでしょうね。

川村: でも僕がひとつ気づいたのは、自分の憧れとぴったり一致する人って、いるようでいないんですね。つまりロールモデル(模範になる人)がいなかったら自分でそういう人になるしかないんですよ。僕は今モチベイティブ・スピーカーという肩書きを使っているけれど、それも日本ではない職業でしょ。アメリカでこの職業に出会ったとき、日本にはない職業だけれど、でもなりたいと思ったから僕は日本で最初にモチベイティブ・スピーカーを名乗る人間になろうと思ったんです。
御手洗:

なるほど。確かにその通りですよね。出会った人のそれぞれがそれぞれの憧れる部分を持っていますから。たくさんの人と出会えることは幸せですね。
最近思うのは、いい出会いをたくさんするためには、私自身が常に魅力的な人間でいなくてはだめだなと思うんですよ。自分が魅力的であるからこそ、たくさんの人が自分の周りに集まってきてくれるんじゃないかなって。魅力的であるためには、自分の好きなことをやっているのが一番!

川村: うん。今、自分のいる環境に満足できなくてくすぶっている人は、小さな事で構わないから自分の意思で何かを始めてみてほしいと思います。僕らみたいに会社を辞めなくても、ちょっと考え方やものの見方を変えると、見えてくることがあるはず。だからまずは動かされるのではなく、自分から始めてみてほしいですね。
それから自分自身のものさしを持ったらいいと思う。自分の感性に素直になって、私だったらこうしたいということを自分の中に見つけてほしい。社会のものさしは必ずしも正しくない。ひとつの事柄だって見方はいろいろあるんですから。


御手洗:

そうですよ!その方が絶対に楽しいはずです。

川村: 自分が好きなものは楽しいものね。
さて、自分の好きなものを見つけようって話があったのでこれを聞いて最後にしようと思うんだけど。御手洗さんが好きで大事にしている言葉は何?

御手洗: ちょっと恥ずかしいんですけど、
「愛を原理に、秩序を基礎に、進歩を目的に」という言葉です。
川村: かっこいいですねぇ。
僕は「挑戦、勇気、オリジナリティ」かな。
今日はどうもありがとうございました。


今月のメッセージ: 自分の感性に素直に動こう。
            そうすれば成長できる出会いが待っている。




<川村 透講師のコラム バックナンバー>

Vol.46 「やりたい仕事の見つけ方」
Vol.45 「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」
Vol.44 「<いい子>のままでいませんか?」
Vol.43 「本物に触れることの効用」
Vol.42 「犬の世界にもコーチング?」
Vol.41 「気働き」
 
Vol.40 「こだわるべきか否か?」
Vol.39 「コーチングにできること 〜あるミスをした運転士ととの会話」
Vol.38 「ゲームで仕事を斬ってみる」

Vol.37 「海に散ったウインドサーファー」

Vol.36 「これっておかしいんじゃない?」

Vol.35 「凶は吉なり」
Vol.34 「あと一回」
Vol.33 「いまに見てろ」
Vol.32 「裏返し」
Vol.31 「20年前の自分に出会う」
 
Vol.30 「ミスしたときこそチャンス!」
Vol.29 「自分をRe-framingしてみよう」
Vol.28 「上司をコーチングしてみませんか?」 〜逆コーチングのススメ〜
Vol.27 「いまから遅すぎることはない!」 〜50代に学ぶ「すがすがしさ」〜
Vol.26 「組織でうまく動けなかった自分」
Vol.25 「形のない贈り物」

Vol.24 「何が私を変えたのか? 〜いまの自分で相手にウンと言わせる5つのヒント〜」

Vol.23 「コーチングで会話が変わる?」 

Vol.22 「可能性のドアをたたく」

Vol.21 「ワークショップで組織が生き返る!」 
 
Vol.20 「企画を通す喜び」 
Vol.19 「僕ってクレーマー?」
Vol.18 「倒れた父がはじめて見せた笑顔」
Vol.17 「人は変わらない」
Vol.16 「やると決めてからやる人、ただやる人」
Vol.15 「イアン・ソープの翻訳やらない?」
Vol.14 「こだわりがある人は、成功しない」
Vol.13 「人と自分を比べてしまうあなたへ」

Vol.12 「自分のプリンシプルを持つ」

Vol.11 「さあ何か、新しいこと始めよう」
 
Vol.10 「ALS患者から学んだこと」
Vol. 9 「コンプレックスは自分の原動力」
Vol. 8 「自分のものさしを持つ」
Vol. 7 「言葉があなたの人生を決める」
Vol. 6 「未来へ帰る」
Vol. 5 「小さく考える」
Vol. 4 「自分の論理よりその場の論理」
Vol. 3 「2つの悪い知らせ」
Vol. 2 「自信に根拠はいらない」
Vol. 1 「みなさんこんにちは。川村透です。」

 

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