親野 智可等のコラム「本当に子どもを伸ばす大人とは?」
親野 智可等(おやの ちから)
教育評論家
1958年生まれ。公立小学校で23年間教鞭を取り、1~6年すべての担任を経験。経験をいかして発行しているメルマガ「親力で決まる子供の将来」は読者4万人を超え、教育系メールマガジンとして最大規模を誇る。 人気漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる。
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Vol. 3 『合理的な工夫をして叱らなくてもいいようにする』
(2010年06月25日)
ここまで、私は親が日常的に叱ることの弊害を書いてきました。それを避けるために、私がお勧めしているのが自然にできる環境とシステムをつくることです。
つまり、合理的な工夫をして叱らなくてもいいようにすることが大切なのです。
たとえば、子どもが片づけができなくて毎日叱っているという場合、次のような工夫をするといいでしょう。
・○時○分から5分間「片づけタイム」と決めて、毎日その時刻になったら決まった音楽が流れるようにセットしておく
・収納システムを工夫して、簡単に片づけられるようにしてあげる
・箱や棚に「おもちゃ」「学校用品」などの明示をする
また、子どもが学校からのお便りを出し忘れるという場合、玄関に大きな箱を置くという方法があります。学校から帰ってきたら、すぐカバンの中身を全部その箱の中に出すようにするのです。
これで全てが白日の下にさらされるので、子どもは宿題プリントやお便りに気づくことができます。子どもが気づかなくても、親が発見できるようになります。
子どもが歯を磨くのを忘れるという場合、次のような工夫をするといいでしょう。
・歯ブラシをお箸と一緒に食卓に並べておく
・食後の挨拶を「いただきました、歯を磨こう」にする
・電動歯ブラシにしてみる
・歯ブラシセットをお気に入りのキャラクター物にしてみる
このように、何事にも合理的な工夫をするようにしてください。親がこのような姿勢でいると、子どもも合理的な工夫で問題を解決するという姿勢を身に付けることができます。