清水 克彦(しみず かつひこ)
文化放送プロデューサー/江戸川大学メディアコミュニケーション学部講師
文化放送の名物プロデューサーにして大学の先生。
独自の取材と論点で子育てから政治、自分を生まれ変わらせる方法まで、
目からウロコのトークが炸裂します。
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Vol. 8 『「オアシス言葉」で品のある子に育つ』
(2009年11月13日)
誰しも子どもを賢い子に育てたいと考えているはずだ。と同時に品の良い子にもしたいと願っていることだろう。
私は、その二つを同時に解決してくれるのが、「オアシス言葉」だと考えている。
オ=お願いします、ア=ありがとうございます、シ=失礼します、ス=すみません、の四つである。
中学受験で難関中学に子どもを合格させた家庭を訪問取材してみると、多くの子どもが礼儀正しい言葉遣いをすることに驚く。
それもそのはず、概して父親が挨拶上手なのだ。押しかけているのは私なのに、「わざわざ遠いところをありがとうございます」「役立つ話ができずすみません」など随所に「オアシス言葉」を入れてくる。私はここに子どもを伸ばすヒントがあるように思う。
この「オアシス」言葉は、日常生活でもっとも頻繁に使う言葉だ。それだけに、親が家庭で率先してこれらの言葉を発すれば、子どもにも謙虚さや素直さ、それに周囲への配慮や公共の精神などが自然のうちに身に付いていく。
逆に、親が本来なら「ありがとう」と言うべきところを「どうも」で終わらせたり、「すまん」と言うべきところを何も言わないで済ませようとしていると、子どもも感謝の気持
ちを正しく表現できず、悪いことをしても素直に自分の非を認めない人間になってしまうだろう。
「おはよう」「おかえり」「おやすみ」といった家庭版「オアシス言葉」も、子どもに(自分は愛されている)という実感を与えるために有効な言葉なので、さっそく今晩から大きく明るく言葉をかけ合うことを実践してみていただきたい。