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清水 克彦のコラム「頭のいい子が育つ親の習慣」
清水 克彦
清水 克彦(しみず かつひこ)
文化放送プロデューサー/江戸川大学メディアコミュニケーション学部講師

文化放送の名物プロデューサーにして大学の先生。
独自の取材と論点で子育てから政治、自分を生まれ変わらせる方法まで、
目からウロコのトークが炸裂します。


Vol. 10 『前向きな親からは前向きな子どもが育つ』
(2010年01月15日)

 ブーッ。食事中に小6の娘がオナラをした音だ。私がしているから娘も平気でするようになったのだ。(わが子をしつけないと、えらそうに『講師の心』なんぞ書いてる場合じゃないな)と真剣に思ってしまう。

 正月早々、変な書き出しで申し訳ないが、子どもは親を真似るものだ。親の都合などお構いなしに、特に教えたわけでもないことを見事に再現する。それは子どもが親を、それも一家の大黒柱である父親をじっくり観察し、その立ち居振る舞いを自分にもあてはめようとしているからだ。

 まだ、オナラのようにマナーの問題なら、親が直せば子どももしだいに収まる。しかし、生き方となると容易ではない。

 私が取材している私立や国立の中学校関係者から、「親が医者なら、不思議と子どもも医者を目指そうとするケースが多いです。マスコミの方なら、やっぱり子どももアナウンサーとか記者を目指すパターンが多いです」といった声を聞くのは、長い年月、親の生き方を見て、子どもも感化されてきたからであろう。

 逆に、夢もなく自堕落な生き方をしている父親からは、やはり自堕落な子どもが育つもので、たとえば休日に家でゴロゴロしているだけの父親を見てきた子どもは、宿題もせずゴロゴロするようになるし、いつも眉間にしわを寄せて、職場への不満を語り、不景気な顔をしている父親と接してきた子どもは、(勉強して有名大学を出ても将来いいことはない)とネガティブにとらえてしまうだろう。

「子どもは親の背中を見て育つ」と言うが、大事なのは、父親がポジティブに生きている「型」を子どもに見せることだ。今、目の前にいる子どもは、「自分を映す鏡」と考え、子どもを伸ばしたければ、2010年という新たな年を迎えたのをきっかけに、父親自ら夢を持ち、人生を大いに楽しむ姿勢に変えることが一番だ。(ブーッ。今度は私だ。しまった、娘に見られたっ)




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