清水 克彦(しみず かつひこ)
文化放送プロデューサー/江戸川大学メディアコミュニケーション学部講師
文化放送の名物プロデューサーにして大学の先生。
独自の取材と論点で子育てから政治、自分を生まれ変わらせる方法まで、
目からウロコのトークが炸裂します。
Vol. 11 『子どものやる気を引き出すオーバーリアクション』
(2010年02月15日)
バレンタインデーのシーズンである。私の場合、職場だけでなく、大学の教え子であるの女子大生からもドサッとチョコが来るので、嬉しさを通り越し、一年で最も憂鬱な季節である。(かなり見栄張りすぎか...)
さて、女の子を持つ父親の場合、帰宅すれば娘からもチョコがもらえる可能性が高い。問題は、もらった時のリアクションだが、父親たるもの、大げさに喜びを表現すべきである。
「はい、これ」とチョコを差し出す娘の心は、父親が満面の笑顔で受け取ってくれることへの期待感でいっぱいだ。そこで、「ありがとう。後で食べるね」などと素っ気ない反応を見せてしまうと、その心は大きく傷つくから注意が必要だ。市販のチョコであっても、すぐに一つを口に入れ、タレントの石塚英彦さんばりに「まいうー」と大声で叫ぶくらいのリアクションはほしい。
もし手作りだった場合、さらにオーバーアクションが必要になる。抱き締めたり小躍りするのは当然。たとえそれがイマイチの味だったとしても、グルメ番組で活躍する彦麿呂さんのように、「うわ~、美味しさの宝石箱や~」くらいのことは言っておこう。
近頃は男の子でも母親とチョコを作って父親にプレゼントするケースがあるが、その場合も労をねぎらい大いに喜ぼう。
「ほめ上手」は子どもを伸ばす鉄則の1つだが、「大げさに喜ぶ」も、同じくらい子どものやる気を引き出す効果があるので、チョコに限らず、成績が少しでも上がった時など、オーバーなくらいに喜びを表現してみよう。
テレビで大活躍している明石家さんまさんやみのもんたさんが、共演したタレントの支持を集めるのは、このオーバーなリアクションが心地よいからである。(ところで我が娘は忘れずにチョコを用意してくれているだろうか...見栄張った割には不安)