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清水 克彦のコラム「頭のいい子が育つ親の習慣」
清水 克彦
清水 克彦(しみず かつひこ)
文化放送プロデューサー/江戸川大学メディアコミュニケーション学部講師

文化放送の名物プロデューサーにして大学の先生。
独自の取材と論点で子育てから政治、自分を生まれ変わらせる方法まで、
目からウロコのトークが炸裂します。


Vol. 14 『両親は子どもとスポーツを語ろう』
(2010年05月14日)

 今年の冬、バンクーバー五輪で熱くなった方は多かったのではないだろうか。さあ、次は、南アでのサッカーワールドカップである。それが終われば、プロ野球が佳境に入り、高校野球の地区大会も始まるので、これから数ヶ月は、テレビで様々なスポーツ中継が目白押しになる時期である。

 私などは、サッカーにも野球にものめり込むタイプなので、何ともハッピーなシーズンの到来ということになる。

 さて、サッカーであれ、野球であれ、どんなスポーツ中継でも、親子で見る場合、単に「○○選手がゴールして良かった」とか「○○高校は強い」で終わってはいけないと私は考えている。選手の姿から何かを学ばせなければ、見る価値が半減するとさえ思っているくらいだ。

 アスリートは、必ず勝者と敗者に明暗が分かれる。勝者には挫折と苦労のドラマがあるし、敗者にも血のにじむような努力と、それが不運にして報われなかった涙がある。それらの思いを、父親や母親は、テレビのスポーツニュースの受け売りでいいので、いくらかでも子どもに伝えてほしいと考えている。

 取材を通じ私が接してきた子どもたちは、今の学校教育が、教科学習でも運動会でも必要以上に競うことを避けてきたせいか、正しい競争意識が希薄だ。また、これは家庭にも責任があると思うが、競うための原動力となる夢や目標さえも持っていないタイプが多い。

 だからこそスポーツ中継を楽しみながら、試合に全てを賭けてきた選手たちの生き様を教え、息子や娘にも、夢を持ち、困難にたじろぐことなく努力することや、ときにライバルと競う心の強さや、相手を讃えるフェアネスの精神を伝えるべきだと思うのだ。

 そのためには、先ほど述べたように、親がメディアの受け売りでもいいし、ネット検索でもいいから、選手を研究しておくことだ。栄光と挫折などうんちくを語りながら、なぜ勝てたのか、どうして負けたのか、解説者のように話してみよう。子どもが興味を示したらしめたものだ。




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