榊原 貴子のコラム「美塾~セルフディレクションの法則」
榊原 貴子(さかきばらたかこ)
ファッション&カラーコンサルタント
個人に合う色に基づいて、メイクからファッションに至るまでパーソナル・ブランディングを提案。女子プロゴルファーの横峯さくら選手へのカラーコーディネートでも注目される。
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Vol. 13 『装うアイデンティティ』
(2010年04月30日)
先日あるパーティで、
お隣の男性と「お菓子」の話で盛り上がりました。
その男性は「ピスターシュ(薄緑)色」のジャケットにやや渋めの緑色のネクタイの組み合わせがその人の雰囲気に合っていて、なぜか話題はお菓子の方向へ。実はその御仁、輸入菓子の世界で大成功されているとても高名な方だったのです。その方のセルフブランディング力の素晴らしさに敬服しました。お菓子色の装いだったのですから。
私はいつも色のマジックについてお話していますが、
まさしくこの方は自分の世界へ相手を誘う色のマジシャンでした。
このように黙して語るアプローチを女性男性問わず、
是非実践して欲しいと思っています。
例えば、先日新党を立ち上げた舛添氏は結党会見にストライプスーツにピンクのネクタイを締めていました。彼はもともと自民党の中でもアウトサイダー的な存在でしたよね。体制を外側から眺めて政策を考えているような。新党会見でも、やはり他の議員とは違う印象の演出が考察できます。ともすれば、あのような場所での彼の服装は浮いてみえることでしょう。しかしあえてそれを狙った舛添氏の魅力は充分伝わったはずです。
男性の中には、スーツは制服である感覚を持っている方が多いと思います。でも少しだけ自分のアイデンティティをアピールできたら、会話がスムーズに進むことを実感できるはずです。具体的に、ビジネスシーンで使っている5W1Hをファッションの5W1Hにして、どのように(How)伝えるのか意識する癖をつけて欲しいと思います。
【ビジネスファッション5W】
●When...どんなタイミングで?
●Where...シチュエ―ションは?
●Who...誰にアプローチしたいのか?
●What...何を伝えたいのか?
●Why...伝える目的は?
男性の場合はスーツやシャツの色や形、ネクタイの色の組み合わせでさまざまな表現ができるのです。ファッションは女性のためだけのものではありませんよ。どうぞ明日からは、ご自身のアイデンティティを表現する装いを始めてくださいね。