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Vol.25 「しあわせはいつも、自分のこころが決める」
2年目の新婚旅行でバリ島に行った。少し贅沢して、バリでは有名なレギャンホテルと、リッツカールトンホテルのいい部屋をキープ。東京の雑踏から抜け出し、時間がゆっくり進むようなホテルと、海を目の前にしたプール、おいしい食事に囲まれた生活にいっぺんした。少し疲れていた体も、真っ青な海をみてビーチでぼーっとしていたらしだいに癒されていった。バリに来たからだ、と思った。
1週間ほどゆっくりして、東京に戻る。10時間弱の帰りの飛行機を折り、成田空港へ到着。ちょうどお昼ごろだった。東京はまあまあ天気もよく、秋晴れ。風がそよそよと吹き、秋の運動会のときのような気候だった。気持ちいいなあと、思った。バリじゃなくても、気持ちいい。東京でも。そう、環境じゃないんだとそのとき思った。バリにいって、豪華なホテルに泊まったからといって、幸せになるわけではない。環境が人に幸福感を与えてくれるわけではない。ただ、自分が幸せと思えるかどうか、それだけなのだと。
相田みつをさんの詩に、「しあわせはいつも自分のこころが決める」とあるが、場所を移動してやっとわかった。どこに住むか、どこで働くか、誰と過ごすかという環境による幸せよりも、自分の感じられる心を育てた方が、よほど幸せになれそうだ。
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