|
Vol.27 「小枝にしばられたゾウ」
『インドでは、小ゾウが逃げ出さないよう服従を教えるために、子供のうちから頑丈な木など動かないものにつないでおくそうだ。小ゾウがもがいても、頑丈な木はびくともしない。そのうちに小ゾウはいわゆる「学習性無力感」を学び、何をしても逃げられない、いましめは解けないのだと思い込む。そうすると成長したゾウを、折れそうな小枝につないでおいても逃げなくなる。それどころか、逃げようともしないそうだ』
この話の結論は、「あなたをしばり、潜在的な可能性の開花を妨げているのは、『折れそうな小枝』にすぎない」ということ。
思い当たるふしがいくつもあり、胸が苦しくなった。
自分自身に枠を作り、できないという壁で自分を守っていることはないだろうか。
未知の世界へ踏み出すことは、ある意味頑丈な木をも倒す勢いで、もう一度チャレンジしてみるということなのだろう。やってみた人はそれが小枝だということに気づいているし、試みたことがない人は、「ムリだ」という前提で今に安住しているのだ。
精神的な壁というのは、他の人からみると本当に折れそうなささいな小枝に過ぎないのかもしれない。それを頑丈な木だと思い込み、乗り越えようとしないのは自分だし、そして自分だけがそれにチャレンジできる唯一の人物であると認識すべきなのだろう。
その小枝を、勇気を出して振り切ってみようと私は思った。
そして、みんなにもそれを勧めようと強く思った。
|