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Vol.43 「勇気を出して、一歩踏み出すということ」
「夢ある」を作ってから、あっというまに時間がたって、私はその間に子供まで産んでしまった。今年の2月末で、2期が終了。現在3期目に突入している。作った当初は、3期先のことなんて、まったく、本当にまったくといっていいほど想像していなかった。というより、「続くかな」とさえ、思っていた時期もあると思う。
最初のころのバタバタがなつかしい。岩組(起業当初からのスタッフ岩崎久美)が隣にいて、たまたま目の前にいた出版者の社長に、「私、出版社作りたいんです」と言い出したあの飲み会。びっくりした岩組が、なぜか一緒にやることになり、会社名会議をしたけれどゼンゼン決まらず、夢ばかりがふくらみ興奮して眠れなかった合宿のような夜。「こんなことをしたいんです」と相談に行った会社の取締役のお姉さまに、「¥マネーの虎」状態で尋問にあったあの代官山のオシャレなオフィス。
はじめてのセミナーを開催する前の「誰もこなかったらどうしよう」と不安で眠れなかった夜。藤原和博さんの本を出すことになったものの、なかなか原稿のオッケーがもらえず徹夜で黙々と編集した正月。スタッフが徐々に増えて、一緒に旅行にいったり、飲み会したり、家に泊まりに来てもらったりして過ごした時間。
今、さっと10秒考えただけでも、どんどん出てくる。どれもこれも、絶対に捨てられない、忘れたくない記憶となった。こんなにもたくさんの素敵な思い出があるから、私は面倒くさいことでも、キライなことでも、やってしまう。ちょっとの勇気を出せば、心が震える、あったかくなる素敵な体験ができることを知っているから。もし、あの時、「夢ある」を作る勇気が私になかったら、ただもくもくと過ぎる時間に身を任せて、何も行動しなかったら、きっとつまらない2年間を過ごしていたんだろうな。
そう思うと、今というのは、未来にとっての過去であり、大切な思い出の1日だったといえる今日にしたいと思ってしまう。「一歩踏み出す」ということは、そんな思い出を作る一歩目なんだと私は思う。
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