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Vol.50 「藤原流、クレジットレベルの高め方」
元・リクルートフェローで、現在和田中学校の校長をしている藤原和博さんは、著書『[よのなか]入門』の中で、こう語る。
「僕は、夢があるから行動しているのではなく、行動しているうちに夢らしきものが見えてきた。一歩一歩踏み出して行動してきた足跡が、「夢」と他人が名付けるものの軌跡となってきただけ。夢を目指して歩いて来たのではなく、進んでいくうちに、夢のほうからやってきたという感覚に近いかもしれない」
夢がなくても、いいということ。進んでるうちに、後ろに道ができる。
藤原さんは、東大卒業後、リクルートに入社。営業トップになり、どんどん出世し、20代で部長に。現在は都内では初の、民間からの校長先生として、杉並区の和田中学校で働いている。今の藤原さんにとっての今後の展望を、先日講演の際に話してくれた。
「とにかく3年、校長の任期がある。今はそこに集中するだけ。そうすると、その進みつづけた3年間は、僕のクレジット(信用)レベルをぐっと上げてくれる。そしたら、そのクレジットレベルが上がった自分に、十分にチャンスが寄ってくる可能性が高い。そこでまたチャンスをつかもうと思っている」
ずっと先のことまで心配しなくてもいいんだなって思った。今していることは、夢へ近づいていることでもあるし、自分のクレジットとなっている。どれだけ社会経験をつんだか、どれだけ1つに集中してがんばったかは、誰もそのとき見ていなかったとしても、後からの評価になる。もちろん、自分への自信にもなる。
イチローのように、「将来は野球選手になりたい」という夢をかかげられるのは、才能。そうじゃない藤原派の人は、一歩づつ、進んでいけばいい。一歩進んでは軌道修正をする。もちろん、戻っても、立ち止まってもいい。どれだけ動いたかの軌跡が、自分の信用力となるのだ。
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