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Vol.59 「腹を据える」
昔、20代前半のころ、自分の軸がどこにあるのかを常に考えているときがありました。軸、軸、軸。私は縦軸をイメージし、自分の中心の線はどこなのか、「あ、今、少し横にぶれているなあ」とかを感じていました。
そして、昨日、講演していたときに「腹を据える」という話になり、自分の重心を安定させることによって腹が据わるという話になりました。
そこで、「そうか!」と、気づきました。
重心とは、縦軸と横軸の交わるところ。今までは縦軸だけで考えていたけれど、自分重心というのは、横軸も加味した上で考えるとすーっとイメージが二次元になり、腹を据えるということがなんとなくですが、わいてきました。
腹が座った人というのはかっこいい。私は常にそうありたいと思います。
昔、タレントの国生さゆりさんが、バラエティー番組で、「ライオンにさわる」というシーンがありました。彼女は最初はこわがり、なかなか手が前に出ない。ところが、ある瞬間に、すーっと目の奥の色が変わったのです。
深くなったというか。
あとでインタビューを受けていて、こう答えていました。
「私は、あの瞬間、自分の中で何かが座った」
私はこれをみていて、腹が据わるというのはこういうような感覚なんだろうなーと思ったのを覚えています。腹を据えた瞬間、恐怖を飲み込むようにくるんで、気持ちが前に出る。
そんなとき、勇気ある1歩が踏み出せる。
1歩踏み出す前に、腹を据えるということはとても大事だなぁと思います。
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