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Vol.86 「行動にはずみをつける」
何かをするときの優先順位を考えるとき、
「重要なことを一番にやるようにしろ」と、前職にいるときに言われたことがあります。
『カエルを食べてしまえ!』(ブライアン・トレーシー/ダイヤモンド社)にも、
こんな風なことが書かれている。
嫌だけど重要な仕事を、カエルと仮定したら、
どうせ食べなければいけないのであれば、それを眺めながらウダウダしているよりも、
最初に食べてしまったほうがいい。気持ちも楽になる。
さらに、もし2匹のカエルがいたら、醜い方から食べなさい、と。
効率を考えて、優先順位をつけていくと、
やらなければいけない重要なことは、最初にやったほうがいいという考え方です。
でも私は、そうしていない時が多いです。
私は、何かしなければならない重要なことがあったとき、
まず簡単ですぐに片付けられることから手をつける癖があります。
家に帰ってまず何をするかというと、パソコンを開いて、メールチェックし、
気持ち的に返事をしやすいものから返信しています。
重要度ではなく、やりやすいかという気持ち重視なので、
中には重要なことが、最初になる場合もあります。
時間が迫っていてやらなければならないときは、
それはそれで重要なことを、気持ちにムチを打って始めます。
しかし、時間の制約があまりないものに関しては、
その重要なことは今日中にはやるという決断のもと、
それをする気持ちが高まるまでに、肩慣らしをするのです。
マラソンのウォーミングアップのように、いきなり走り出すよりも、
身体をあっためておくと、走っているときのコンディションがよいというように。
食べなければならないカエル(重要なこと)を見て、
何もせずに、ウダウダしているのではなく、
それは必ずあとからやるんだけど、それをしようという気持ちにはずみをつけるために、
小さなことをどんどんやっていくのです。
「ビンの中にぎゅうぎゅうにつまったピクルスがあるときは、
小さなピクルスを1個取り出すと、次のも取り出しやすいよ」と、
誰かに言われたことがあるのですが、その考えに似ています。
いきなり大きなことをしようと思って、行動できない自分がいるのだとしたら、
まず、目に見える、気持ち的に楽なことをどんどん片付けていくと、
行動にはずみがついて、大きなこともできる。私はそう思っています。
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