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Vol.93 「大事なことは、大筋を見失わずに進むこと」
何かをしようとするとき、
どうも最初の1歩が軽やかに出ないときというのは、
「自分はそれをなぜするのか?」という最終目的を決めていないからです。
例えば私は、本の原稿を書こうとなったら、
「この本で、誰に、何を伝えたいのか?」ということを箇条書きで、
なるべく3行以内にまとめるようにしています。
それから目次や本文に入っていかないと、
自分の主張が常に揺れ動いて、
どこに向かっているのかがわからなくなるからです。
目的を明確にする時には、
インターネットで検索するときのキーワードを思い浮かべれば分かりやすいです。
検索する軸を決めると、目的のサイトにたどり着きやすい。
答えは自分の中にしかないので、自分に「問いかける」しかありません。
検索軸というのは、有効な「問い」です。
自分に「問う」ことから、ゴールは見えてきます。
講演を企画するときもそうです。
この人のどんな話を引き出したいのかという、
こちらのゴールがない限り、誰も話してはくれません。
自分だったらわかると思います。
壇上にいきなり上げられて、
「はい、何でもいいから、みんなを感動することを話して」といわれると、
自分の中のどこを切り出して話そうか、迷うと思うのです。
でも、もし、
「どうしてあなたは自分に自信を持てるようになってきたのですか?
具体的な事例をもとに、順を追って話してください」
といわれたとしたら、自分の頭の中で、「自信」という検索キーワードが
うまくいろんな情報をひっかけてくれると思うのです。
最終的に行き着く場所が決まると、通る道の大筋が決まるのです。
目的さえ決めれば、あとはそれに向かって近づいていくだけです。
少し横道にそれたとしても、目指すところが明確であれば、
星に向かって進むように、前に進むことが楽になります。
今しているすべてのことに、
「何のためにしているのか」を決めると、スピードは格段に速くなります。
目的を決めると、横にそれたときに、
早くいい軌道に戻ってくることができるからです。
そのメールは何のために書いていますか?
その本は何のために読むのですか?
あなたは日記を何のためにつけているのですか?
その人とどういう人間関係になりたいですか?
全部に、何かしら自分が決めたゴールがあると、
進み出した速度をゆるめることなく、
細かいことにもとらわれずに進むことができるのです。
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