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Vol.
13 「それぞれのキャンプイン」
いよいよ、日本のプロ野球がキャンプインしました。プロ野球選手にとって、2月1日は正月が来た感じです。今は選手も、やる気と不安でいっぱいでしょう。
日本のキャンプはきつい。シーズンに入る前への追い込みだと感じます。キャンプがシーズンのすべてを握るとよく言われますが、私はそうは思いません。その後シーズンに向けて、オープン戦がうまくおくれるか、シーズンの調整や維持、それがうまく行かなければ、当然結果はついてきません。
アメリカのキャンプでは、キャンプインまでに体を作ってきます。投手キャンプ・野手キャンプに分かれて、キャンプが行われていきます。その後、合同のキャンプに移行して行きます。合同キャンプインでは、チームプレー(サインプレー)や実践形式に入っていきます。自主トレで追い込んできて、キャンプ、オープン戦で結果を残しながら、シーズンに向かっていきます。一流選手は、オープン戦の中で体を作っていく選手も多くいます。
ところが、日本のキャンプはあまりにもきついため、各選手が自主トレ期間中に、キャンプに向けて体を作って行きます。キャンプインのときに横一線のスタートとと言う話もよく聞きますが、ベテラン、新人では体の作り方も違いますし、キャンプでアピールする選手、オープン戦前半で結果を求める選手、オープン戦後半から出場すれば良い選手、開幕に合わせれば良い選手。
このように、調整時期、調整方法も個人差があるのですから、すべての選手が同じ内容、同じ時間帯で練習しなくても良いのでは?と思っています。経験と言うものは大事です。そう考えると実績というものが優遇されると言うことは、良いことではないのでしょうか。それをすべての選手が、横一線という言葉を使うのは、間違いではないかと感じます。
アメリカでは、マイナー経験なしにメジャーリーガーになった選手は、これだけ長い歴史のあるメジャーリーグでも、ほとんどいません。それは、試合経験と言うものが、選手にどれだけ大事なものかと言うことを、理解しているからだと思います。
年齢のいった経験のある選手と、若い経験のない選手がいたときに、チーム状況にもよりますが、経験のある選手を使うのがアメリカです。
日本では、同じ力であれば、若い選手を使います。若lい選手のほうが、今後、長く試合に出られると考えるからでしょう。どちらの考え方も、正しいと思います。経験を重要視するか、これから伸びる要素を重要視するかの差だと思います。
日本の選手が、キャンプでどのような調整を行っているか、何に取り組んでいくか、シーズンを迎えるまでに、チェックするポイントはいくつかあります。結果の出ていない若手選手にとっては、それこそ、このキャンプで1年間の位置づけを決めかねられないのです。
若手選手は、このキャンプの時期に、良い状態で、良いアピールをしていかなくてはなりません。どうしても、若い選手は、ランニング、チームプレー、ピッチング(バッティング)、ウェイトトレーニングとすべてを全力でこなしてしまいます。
最終的には、どんなに一生懸命キャンプを送っていても、プレーでの結果を残さなくてはならないのですから、ピッチング(バッティング)が良い状態で出来るように、ランニングや、基礎トレーニングをうまく抜きながらやることも大事でしょう。基礎体力が抜群に優れている選手は、抜く必要もなく出来るのでしょうが、そのような選手も少ないと思います。それほど、プロ野球のキャンプは厳しいものですし、振いにかけられていくものです。
アメリカでは、練習は大事なものと考えられていますが、試合でしっかり結果を残すことがすべてだと考えられています。当然、基本と言うものはありますが、守備に関していえば、アウトにすれば形はどうであれOKというところもあります。試合前の調整でも、自分の責任によって、ウォーミングアップから、ロッカールームでのリラックスの仕方まで、個々に完全に任せられています。
最後にこのキャンプで、選手が怪我なく、そして良い調整が出来ること、そしてシーズンに良い状態で望めることを期待します。
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