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Vol.
21 「全日本女子バレーボールチームのチームワーク」
ワールドカップが終わり、先日アテネオリンピック最終予選が行われました。結局最終予選はトップ通過しましたが、選手たちのストレスは相当なものだったでしょう。この最終予選では今までの全日本女子とは違う強さを感じました。この大会を見る中で色々な事が見えました。
柳本監督、彼の人を操縦する力はすばらしいものだと感じました。10代のアイドル大山を練習で追い込み、最終予選では楽な試合には使いましたが、大事な試合では起用しませんでした。彼女にとってはつらい経験だったでしょうが、最終予選ですから当然のことでしょう。
センターの大友選手を使い、佐々木、栗原のバックアタック。ブロード、時間差などの横の揺さぶりだけでなく、バックアタックの奥行の攻め。最近あまり使われていなかった1人時間差をベテラン吉原がうまく使い、多くのパターンで各国を攻めました。
ワールドカップとは違いチームとして機能していたように感じます。当然、小柄な(158センチ)セッター竹下活躍もはずすことは出来ません。
1番驚いたのが、4年前シドニーオリンピック最終予選で敗れたときのセンターで頑張っていた大懸郁美(現在成田郁美)を、今大会ではリベロで使うという大胆な発想がありました。
成田選手も花形のセンタープレーヤーから、あまり日の目を浴びないリベロへの転向。彼女の気持ちの切り替え、練習量はすごいものがあったのでしょう。全日本を救ってくれた場面が何度もありました。
大胆な発想に選手がついてくるのも、柳本監督と選手の信頼関係があったからでしょう。選手が監督の考えを読み取り、個人の仕事をきっちりこなしたのが勝因でしょう。
良いアイディアがあっても、選手が動かなければ試合には勝てません。良い選手がいても戦略が伴わなければ勝てません。
チームワークは個人が仕事をきっちりこなすこと。相手の力量技術を知り気持ちを考え、個々がつながること。仲良しでいることがチームワークが良いということだとは言えません。信頼関係、自分の役割をしっかりこなす、相手への気配り、そこからチームワークは生まれてきます。これはどこの世界にでも共通するものです。
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