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Vol.
26 「アメリカで見た野球を支える人々」
私が3年間独立リーグでプレーした中で、いろいろな手助けをしてもらった日本人の方々がいた。
その中の一人に、スポーツビジネスのMBA(修士課程)を取得しにアメリカにきた日本人の方がいた。彼には、試合時に通訳をしてもらい、試合後には、スポーツの経営・ビジネスの勉強もさせてもらった。現在彼は、プロ野球球団のフロントにいる。
野球の名門校の高校でプレーをし、大学は国立大学で野球を続けた。大学卒業後、某一流企業に勤め、そしてクラブで野球を続けた。ある日、やはり野球に携わる仕事に就きたいと、アメリカに留学。
アメリカには、野球の選手だけでなく、フロント、トレーナー、マスコットまで、メジャーを目指す人々がいる。また、彼は日本の野球界を良い方向に変えようと、アメリカに渡った。彼らは私たち選手と同じように、夢・目標を持ち日々の仕事をこなしている。また、野球を愛しているのである。
高校・大学とスポーツをビジネスとして考え、それを学問にしている。その学問を学び、そこからインターンシップで、現場で経験を積み、そこからフロントの世界に入ってくる。即戦力になるのは間違いない。
日本の場合であればどうであろうか?フロントにいる方々で、情熱を持ち、野球を愛している方もいる。しかし、採用を見ると縁故であったり、親会社の出向であったり、その場しのぎ、時間が経てば本社に戻るという方がトップに立つこともある。
野球を愛する気持ち、もしくは野球をビジネスとして考えられれば、このようなことが起こるのであろうか?ファンの視点、ファンが喜ぶことを考えるのではないだろうか?ファンはあくまでもお客様である。
今まで、プロ野球は本社の広告宣伝費ということで、赤字が出ても何も言われないところであった。一般企業で20億円〜30億円も毎年赤字を出し、トップの責任能力を問われない会社があるであろうか・・・。
しかも、野球はマーケットを確保できるだけの人気があるスポーツなのに・・・。
お金を稼ぐことが、汚いという日本人の考え。それは間違っている気がする。悪いことをしてビジネスをするのは良いことだとは言えないが、お客様が納得する形で商品・夢・勇気を売ることが出来れば、それは売り手、買い手ともにハッピーになれる。
いずれ日本も、アメリカのようにスポーツビジネス・スポーツマネージメントという言葉が盛んに出てきて、学問になっていくことを私は望んでいる。そして、野球界が繁栄して行くことを期待している。
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