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Vol.
41 「甲子園を沸かせた2人の監督」
第77回選抜高校野球大会が4月4日に、愛工大名電高校の優勝で幕を閉じた。
この大会の中で2人の異色監督が目に付いた。その2人とは、今までの高校野球の感覚を変え、周囲からの反発などを恐れず、改革に動いた2人である。
1人目の監督は、45年ぶりに慶応義塾高校を甲子園に導いた上田監督。
上田監督は、神奈川の公立高校で監督をし、またアメリカ・UCLA大学にコーチ留学をしていた。高校野球の監督というより、心理学者・コーチングをしている感じだ。
91年9月から慶応義塾高校監督に就任したが、就任と同時に選手に問いかける。「古い体質の野球を辞めないか?」選手たちはこれに賛同し、「ENJOY BASE BALL」がスタートする。
自主性を重んじるということは簡単だが、選手を信じないとこのような発言は出てこないだろう。甲子園の1回戦サヨナラの場面でも、監督のサインはスクイズ。ランナーコーチャーがバッターの雰囲気の違いを感じ、3塁ランナーにアドバイスをした。
これも普段から、自主性を大事にしているため、とっさの判断が出来たのであろう。
2人目の監督は山形県勢、春夏通じて初のベスト4に導いた横田監督。
横田監督は、アメリカ・クロスロード高校、ルーテール大学、日本の社会人野球ローソンを経て、羽黒高校監督に就任した。
アメリカ・日本の野球の良さをミックスさせた監督だ。指導法は根性論でなく、アメリカンスタイル。練習は明るく、楽しく、自主性・自由を重んじる。
その反面、自由の裏には責任がある。結果がすべてという、厳しさを出している。
「このスタイルが日本中に広まって欲しいと思います。」「そのためには甲子園で勝つしかない。こういうことを言うと日本では生意気と言われますが。」と横田監督は言う。
監督の奥様は、チアリーダーの指導資格を持ち、チアリーディング部の指導に当たり、甲子園でもユニフォーム姿で、一緒に応援した。
横田監督も上田監督と同様、周囲の反発を恐れない。自分の考えで、選手をコーチングしている。横田監督にも心理学者のような要素を感じる。
今後、このような指導者が増えてくるのを望んでいる。自主性・責任・表現力。
今の若者に欠如していることを野球を通じて伝えて欲しい。
(※尚、プロアマ規約があるため、新聞・ホームページの記事から抜粋し、2人の監督の感覚を伝えています。取材などの接触はしておりません。)
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