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Vol.
42 「スポーツ指導者の役割 と理想像」
指導者の役割は、選手の良い状況を作ってあげ、怪我をしない身体を作り、一定の気持ちの波を安定させ、良いパフォーマンスを出させることである。また、スポーツを好きにさせることである。気合・根性も必要ではあるが、選手の現状を把握し、どうしてそうなったのか・何故ミスが起きたのかを考えさせることも重要だ。それと共に、人間として魅力のある自己表現の出来る人間を育てたい。
今の子供たちは返事も出来ず、自分の意見を言うことも出来ない。コミュニケーション能力の低い子供達が多い。今のこの時代だからこそ、スポーツをやっている選手たちに、礼儀・コミュニケーション能力を鍛えてあげ、人間同士の出会い・縁を指導していきたい。
指導する時は理由付けをし、目標設定を明確にしてあげることも大事になってくる。
怪我や病気・日常生活・行動の違いなどに良く注意し、目で確認して、選手に声をかけ、現状を把握する。
それでは、良いパフォーマンスを出すためにはどうしたら良いか?指導をする時には、選手の話を良く聞き、そこから経験・理論を伝えていく方法がベストではないかと考える。
選手は誰もが自分の考えを持っている。言い訳だと感じる時もあるが、まずは選手の話を聞かないことには、選手も耳を傾けない。ゴマをするわけではないが、まず選手がどの様な選手なのか、どの様な気持ちを持っているのか、しっかりと聞いてあげることで、選手が指導者の意見に耳を傾ける。
指導者は選手の心理を読み、指導していかなくてはならない。自分の機嫌ではなく、選手の体調、心理などを見ながら指導していくべきだと考える。 無理に教育をしたとしても、試合になったらワンプレーごとに試合を止めるわけにはいかない。そうなると選手の自主性や、考えが試合には生きてくる。
経験はすごく大事なことであるが、それに理論を付けてあげれば、選手は納得し、その技術の習得に必死になるであろう。
私はこれから、知識を増やしていき、色々なタイプ、色々なレベルの選手に対応できる指導者になっていきたい。高いレベルの選手にはプライドをくすぐりながら、指導していく。 レベルが高くない選手には、分かりやすい言葉で、難しいことを簡単に伝えるようにする。難しい表現、抽象的な表現は指導者の自己満足にしかならない。理解できない選手にそのくらい分かるだろうでは、指導者ではない。分からない選手に、しっかりと理論を伝え、次に同じ間違いがないように諭していければ良い。後は、選手がそれを信じて出来るかどうかの問題である。
プレーについて叱る時、もしくは指導していくときには、何故ミスが起きたのか、理由を徹底して分かるように指導していくべきだ。
コーチングとは、自分の持っている知識の引き出しの中から、選手に当てはまることを引っ張り出し、あてはめていく。ずれが生じるのであれば、また別の引き出しから持ってきて、あてはめていく。
昨今、野球選手、元プロ野球選手・スポーツ選手の不祥事が続いている。指導者は、選手に野球だけを教えるのではなく、一般常識・礼儀作法・精神論・人生論・自主性などを身に付けさせ、野球だけの人生にさせないように、人間的に大きく、また成長させるような教育をしていきたい。自己表現の出来る人間にし、社会に出てからも、一社会人として生きていけるすべを身に付けさせたい。これはどのレベルでも当てはまることと考える。
プロ野球選手であれ、いずれは一社会人になるわけだから。
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