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「反骨の魂」
〜失った栄光から、メジャーリーグへの挑戦〜


今関 勝(いまぜき まさる)
ベースボールコメンテーター

武相高校をいじめにより1年で中退。翌年県立大楠高校再入学。しかし3年時に、高校野球連盟の規則により、試合に参加できず、クラブチームのウィーンベースボールクラブに所属。
その後NTT東京を経て、93年にドラフト3位で日本ハムファイターズへ入団。その後ローテーションの一角として活躍、96年にはオールスター戦にも出場、自己最多の11勝をあげた。
00年に日ハムを解雇され、野球を続けられる環境を探し、アメリカ独立リーグ(メジャーリーグの組織には属さない独自のリーグ)の球団に入団。昨年まで、メジャーリーグのスカウトの目にとまる事を信じ、ひたすら投げ続け、ローテーションの軸になりメジャー昇格も間近と思われたが、家族の事情でアメリカでの活動を断念し帰国。

現在は、日本のクラブチームで好きな野球を続けながら、「日本のプロ野球」と「メジャーではないアメリカ独自の野球」の両方を経験した事を活かし、講演、文筆活動を中心に、野球の発展に貢献していく。その厳つい風貌とは裏腹な、その心優しさ、そして純粋さに周囲は惹かれる。


Vol. 67
 「給食費滞納22億」

全国公立小中学校の給食費滞納が総額22億円に達したという。
もちろん、この中には経済的に家計が苦しく、給食費を工面できない家庭も含まれているが、
ここでは、「払えるのに払わない」、つまりは意図的に支払いを拒否している家庭について
考えてみたいと思う。

このような家庭の保護者は、
「生活が厳しく払えない」、「払う必要がない」、「携帯代が払えない」、
「給食がおいしくない」、「みんな払ってないから」、「義務教育だから」…などを理由に、
支払いを拒否している。

滞納への対応は、校長や教諭が夜間や休日を利用して、
電話をしたり、訪問したりするなどして、個別に支払いを求めているほか、
滞納分を校長や教諭が立て替えている例さえある。

このような滞納問題は、自分だけが良ければいい、という考えの表れなのだろうが、
よく考えて行動してほしいと思う。
NHK受信料の未払いに対し、私的財産の差し押さえしようとするならば(法案は通らず)、
給食費未払いに対しても、差し押さえをしてほしいと思うのは私だけだろうか。
再三の取り立てにもかかわらず滞納する家庭には督促状を送り、
それでも支払いに応じない場合は、強行手段をとるべきではないかと思う。
無銭飲食をして逮捕されない人がいるだろうか?

NHK受信料や国民年金未払いの例もあるが、
その使途にも問題があるため、言い分は分からないでもないが
(ちなみに私は払っています。未払いの人、払いましょう)、
給食費の滞納は、社会的にはもちろん、教育上も良くない。

まず、プライオリティー(優先順位)を考えてほしい。
“親の背中を見て子供は育つ”というように、
そんな親の態度をみている子供は、将来どんな人間に育つだろうか?
給食費を滞納している保護者に限って、偉そうなことを言いながら、
遠足ではコンビニ弁当やチョコレートだけを持たせるなんてことを平気ですると聞く。
こんな保護者が多くなれば、子供の感覚がずれてくるのは当然のことではないだろうか。

このような給食費未払い問題に関して対策を考えてみる。

いっそのこと、給食を取りやめたらどうだろうか。
そうすれば、給食がどれだけ安くてバランスの取れた食事で、
親の負担を軽くしているかがわかるはずだ。

もしくは昔のように、給食費を現金で集金する方法にしたらどうだろう。
引き落としや振込みだと、「見えなければいい」、
もしくは「無視しておけばいい」という気持ちが未払いに繋がるが、
集金方法にすれば、子供達が給食費を払わずに嫌な想いをすることになる。
「自分の子供かわいさ」という、情けない動機づけではあるが、
これだけ未払いが増えていることを考えると、この方法しかない気がする。
ちなみに、現金で集めるようになってから一気に未払いが減ったという例もある。

わがままを「主張」と勘違いし、主張の裏の「義務」を果たさない人間が増えている。
保護者が、“教員を評価する”制度が、教育再生会議で俎上にあがっているが、
もしもこのような制度が通った時に、給食費を払っていない保護者の権利は奪うべきである。
「義務」を果たさずに、権利ばかり振りかざすのは間違っている。

本当のところ、支払い能力があるにもかかわらず滞納している保護者を、
無銭飲食で逮捕して欲しいくらいである。
それがまずいのであれば、給食費を払わずに弁当を持たせれば良い。
最後にもう一度言う。
給食費の意図的な滞納は犯罪である。

 



<今関 勝講師のコラム バックナンバー>
Vol.66 「自然が人間の温かさをつくる」
Vol.65 「感謝の気持ちを忘れずに」
Vol.64 「人生の伝導師 美輪明宏氏」
Vol.63 「高校生の恐喝事件」
Vol.62 「いじめと自殺」
Vol.61 「息を吐くことの重要性」
Vol.60 「日本が狂いだしている」
Vol.59 「初心を忘れずに」
Vol.58 「何故日本代表が決勝トーナメントに進めなかったか?」
Vol.57 「子供の外遊び」
Vol.56 「スポーツ心理学」
Vol.55 「野球をプレーしていて良かった」
Vol.54 「数字を追って分かるもの」
Vol.53 「私の尊敬するスポーツ選手」
Vol.52 「プロとは何だ?」
Vol.51 「理想を持ち自分に暗示をかける」
Vol.50 「自分の人生は自分で選択する」
Vol.49 「常識って何だろう?」
Vol.48 「躾とは何なのか?」
Vol.47 「漫画ドカベンのような観衆」
Vol.46 「交流戦を振り返って」
Vol.45 「日本女子ソフトボール1部リーグに学ぶ」
Vol.44 「自信をもつために」
Vol.43 「交流戦から地元密着」
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Vol.41 「甲子園を沸かした二人の監督」
Vol.40 「ドリームゲーム」
Vol.39 「メジャーを目指す一人の男」
Vol.38 「謹慎処分」
Vol.37 「準備(過程)」
Vol.36 「考え方で結果は変ってくるもの」
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Vol.34 「北朝鮮の問題に見る国際社会の中での日本」
Vol.33 「最近の若者の犯罪のニュースを見て思う事」
Vol.32 「目的意識を持とう」
Vol.31 「天災に学ぶこと」
Vol.30 「良いパフォーマンスを出すために」
Vol.29 「自信を持って生きる」
Vol.28 「オリンピックを振り返って」
Vol.27 「家族愛で掴んだ銅メダル」
Vol.26 「アメリカで見た野球を支える人々」
 
Vol.25 「小泉首相と渡辺オーナー」
Vol.24 「緊張・不安を取り除く方法」
Vol.23 「長崎児童殺傷事件」
Vol.22 「不安と緊張」
Vol.21 「全日本女子バレーボールのチームワーク」
Vol.20 「野球は確率のスポーツ」
Vol.19 「ベテラン」
Vol.18 「済美高校の優勝に関して」
Vol.17 「二人の同級生」
Vol.16 「クラブチームの野球への挑戦」
 
Vol.15 「独立リーグに学ぶこと」
Vol.14 「いじめ」
Vol.13 「それぞれのキャンプイン」
Vol.12 「3年間のアメリカ生活」
Vol.11 「私の独立リーグ生活から見るアメリカ野球の良さ」
Vol.10 「2度目のAll-Star Gameを終えて」
Vol. 9 「自由と責任」
Vol. 8 「アメリカと日本」
Vol. 7 「夢に向かって」

Vol. 6 「開幕を前に」

Vol. 5 「母の死、そして誓ったアメリカでの活躍 〜独立リーグ奮闘記〜」
Vol. 4 「日ハム解雇 〜野球を続けるためには待っていてはダメだった〜」
Vol. 3 「日ハム入団 〜素質やセンスを気持ちでカバーする〜」
Vol. 2 「プロ野球目指して」
Vol. 1 「高校中退」

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