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Vol.2 日本人がアメリカ人から学ぶべき「ビジネスにおける"心の余裕"」
どんな仕事をしていようとも、ビジネスパーソンは皆、忙しい毎日を送っているものだ。いかなるビジネスパーソンともいえども、夏真っ盛りのこのジメジメした季節において毎日忙しいビジネスライフを送っていれば、時にはイライラするであろうし、小さな事に腹を立てることもあるに違いない。
私は、長年、アメリカで暮らしてきたが、今、日本とアメリカのビジネスパーソンを比べた時、双方における「心の持ち方」において大きな相違を感じる。
例えば、日本のビジネス社会では、時間に追われるビジネスライフを送っているか否かにかかわらず、会社組織で働いているビジネスパーソンは皆、「忙しいふり」をしている。
その理由は、日本では、"自分は仕事に追われている"という状態を職場の同僚たちに感じさせることが会社組織におけるサバイバル戦略となり、同僚たちからそのように思われることによって、「職場における自分の"聖域"を守ることができる」と考える人が多いからだ。
だが、アメリカのビジネス社会では、このような考え方を持っているビジネスパーソンは皆無に等しい。
アメリカでは、本当に仕事ができる人材は皆、自身の「顔の表情」にある種の余裕を持っている。
概して、アメリカのビジネスパーソンは、どんなに仕事が忙しくても、他者に対して"自分は今、仕事に追われていて大変だ"ということを感じさせるような振る舞いをすることはない。なぜならば、彼らは、"仕事のプロ"として、周囲の同僚たちとコミュニケートする際には、「ヘルシーな笑顔」で振る舞おうとする前向きなスタンスを常に大切にしているからだ。
例えば、アメリカの会社では、自分の会社の会議室において相手企業の担当者と午後3時からミーティングをする場合、その直前まで自分のオフィスでコーヒーを飲んで同僚と雑談することは日常茶飯事だ。
それは一体どうしてかというと、元来、ほとんどのアメリカ人は「気持ちの切替え」が頗るうまく、日々の様々なビジネスシーンをスムーズに消化する上で、それぞれが「ある種の心の余裕」を備えているからである。
日本のビジネスパーソンの場合、相手企業とのミーティングの直前に、自分のオフィスで悠々自適とした態度でコーヒーを飲むという人はまずいない。通常、考えられる行為としては、(1)「ミーティングのための準備をする」、(2)「トイレに行っておく」などの行為ではないだろうか。いずれにしても、日本人の場合、もうすぐ来客が来るという際には、「落ち着きをなくし、そわそわし始める」というのが一般的ビジネスパーソンが抱くメンタリティーであるに違いない。
今、私が日本のビジネスパーソンに提言したいことは、
(1)「もっと自分に自信を持ち、決して媚びることのないビジネス・ビヘイビアーを実践してほしい」
(2)「何事においても必要以上に構えることなく、自然体で勝負できるだけの心の余裕を持つべきだ」 |
ということである。
アメリカ人であろうと日本人であろうと、大切なのは自分自身を「個人」としてしっかりと捉え、ごく自然な形でビジネスに取り組むということなのだ。
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