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〜できる人が備える〜
「勝利のための発想法」


生井 利幸(なまい としゆき)

生井利幸事務所代表

明治大学大学院 法学研究科 公法学専攻 博士前期課程修了。
米ペンシルベニア州ラフィエット大学講師、
オランダ王国国立フローニンヘン大学法学部客員研究員等を歴任。
11年の海外生活において主にアメリカの大学で教鞭を執る一方、在ニューヨークの企業を中心に法務・経営・ビジネス戦略に関するコンサルティングを行う。
2003年、日本に帰国。現在、作家として多方面において執筆・講演等を行う。

Vol.4 「勝ち組の人生」とは?

  どんなビジネスパーソンでも、自分の仕事人生を生きる上において、何らかの目標を掲げているに違いない。通常、ビジネスパーソンにとっての目標として考えられることは、(1)「日々のビジネスを成功させたい」、(2)「少しでも収入を増やしたい」、(3)「仕事人生を勝利に導きたい」などということではないだろうか。

 (1)と(2)については、かなり具体的で明確な目標である。だが、(3)は、かなり抽象的で、人によってもその概念や捉え方が違ってくると思われる。

 当然であるが、世の中の多くのビジネスパーソンが「仕事人生を勝利に導きたい」と考えている。"仕事人生を勝利に導く"という目標を達成するためには、まず第一に、「自分に勝つ」、表現を換えれば、「自分の人生に勝つ」ということが必要となってくる。

 ではここで、この「自分の人生に勝つ」ということは一体どういうことなのか、という問題について考えてみよう。

 世の中では、仕事人生に成功した人々を総称して「勝ち組」と呼び、負けた人々に対して「負け組」と呼ぶことがある。通常、これはいわゆる"年収の額"で決めている場合が多いだろう。例えば、年収1、000万円以上の人であれば、「私は勝ち組に属している」と堂々と言うのかもしれない。

むろん、年収が1、000万円、あるいは2、000万円以上ある人は、それなりの努力をして、それに応じた収入を得ているには違いない。だが、年収で言うならば、この経済社会には、そんな"小金"ではなく、億単位で稼いでいる人もいる。したがって、毎年、億単位で稼いでいる人が年収1、000万円の人を見るならば、「こいつは負け組みだ!」と思うことは"自然の道理"といえよう。

 今、「自分の人生に勝つ」という問題を改めて考えてみると、結局、"年収そのもの"で勝ち組か負け組かを決めることはあまり意味のないことだ、ということがわかってくる。

即ち、自分が勝ち組の人生を送っているのかどうかという問題は、端的に収入の額で決めるのではなく、「たった一度の人生において、いかに"自分が望む生き方"をしているか」で決まるのだと私は考える。

 お金持ちだけが幸せになれるとは限らない。本当に幸せな人は、自分が望む人生を歩んでいる人、自分にとって意味のある生き方・価値のある生き方をしている人なのだ。

 結局、「自分の人生に勝つ」ということは真の"心の満足感"を得ることである。そして、心が十分に満足していれば、仕事における新たな可能性・チャンスもどんどんやってくるのだ。


<生井 利幸講師のコラム バックナンバー>

VOL.3 「上司の力量次第で部下の仕事ぶりが決まる」
VOL.2 日本人がアメリカ人から学ぶべき「ビジネスにおける“心の余裕”」
VOL.1 「現実」を踏まえた上で一歩一歩確実に歩む人が、仕事人生を成功させる
 
 

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