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Vol.7 給料は、貰うものか、それとも稼ぐものか?
人は一体どのような理由で仕事をするのであろうか?
言うまでもなく、人は、自分や自分の家族の生活をマネージするために働く。普通の人であれば、ビジネスパーソンとしての夢や理想論を述べる前に、働く者が持つ大前提として、「自分や自分の家族がより快適で幸福な生活を送るために給料を貰う」という具体的な理由があるものだ。そしてこれは、実に、"避けて通ることのできない理由"であるともいえる。
言うまでもなく、このことは、社会生活を営む人々、資本主義経済社会で生きる人々にとって実に当たり前の理屈であるといえるものだ。どんな人でも、「仕事というものは、給料を貰うためにある」と考えるのが普通だ。
ではここで、「労働者は"給料"という概念に対して一体いかなる捉え方をするべきか」という問題について考えてみよう。
| そもそも、「給料」は、
(1)貰うものなのか? それとも、(2)稼ぐものなのか? |
一般的には、「給料は会社組織から貰うものだ」と考える人が多いだろう。では、世のビジネスパーソンは、"会社から給料を貰う労働者として"一体いかなる意識を持つことが大切なのであろうか。
まず第一に、個々のビジネスパーソンは、自身の会社から給料を貰う以上、「本人が取り組むすべての労働は、"会社から支給されるその給料に見合った労働"でなければならない」といえよう。
では、支給される給料に見合った労働とは一体どんな労働なのであろうか。それは、言うまでもなく、「会社組織における組織人として、自分に与えられた職責を十分に全うする労働」ということである。
思うに、労働とは、単に、何時から何時まで会社にいればいい、ということではない。
いかなる会社組織も、組織体を構成するそれぞれの社員の労働があって初めて、「営利の追求」を実現することが可能となる。営利の追求、即ち、"黒字経営"について考えなければならない者は、何も、経営者や経営陣だけではない。会社組織における営利の追求は、会社を構成するすべての者(オーガナイザー)によってなされるべき行為である、と私は考える。
俗に言う、「優良企業」とは、単に経営者のみが経営手腕に長けている、ということではない。真の優良企業とは、「会社の繁栄は、"社員一人ひとりの働きぶり"で左右される」という経営哲学の下、すべての社員の協力で、「この厳しい経済社会において生き残るために、毎日、一人ひとりの社員が互いに協力し、一致団結して闘っていかなければならない」というスタンスを常に持ち続けている企業を指す、と私は考える。
ではここで、もう一度、給料は、(1)貰うものなのか、(2)稼ぐものなのか、という問題に戻ってみよう。
今、この話の流れを理解した人であるならば、「給料は、稼ぐものだ!」と断言することができるだろう。想像するに、あなたが、「毎日、汗と涙で給料を稼ぐ」という意識で働くならば、あなたの給料は、必ずや、あなたの「働きぶり」「実力」に見合った金額になるはずである。
とにかく、自分の労働を通して、自分の会社に大いに儲けさせよう。自分の会社を繁栄させるために積極的に汗をかこう。会社が儲かれば、あなたの給料もかならず上がる。それが、「資本主義経済社会のメカニズム」というものである。
結局、「仕事におけるプロ意識の構築」というものは、このあたりを理解して初めて可能になるのではないだろうか。世に言う「仕事のプロ」は、発想法が最初から違うのである。
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