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Vol.14 できる管理職は業務命令を下すのがうまい
一般に、「管理職」といえば、部長や課長の職位が頭の中に浮かんでくるに違いない。会社の規模にかかわらず、通常、会社には部長とか課長という職位が存在するのが普通である。
管理職従事者は、自身が会社組織から任された部署を管理・統轄し、部署内におけるすべての業務についての最高責任者である。したがって、管理職は、「部署の部下に対して、部署における最高責任者として常に適切な業務命令を下す」という職責を有しているといえる。
「業務命令」という概念を考えてみると、一見して、「業務に関わる命令であれば躊躇なく命令できる」と考える管理職は多いかも知れない。だが、もし、ただ単に機械的に命令を下すのが管理職の仕事であると考える人がいたら、それは間違っていると言わざるを得ない。
そもそも、業務命令というものは、簡単なようで、意外と難しい行為である。管理職は、組織の業務が滞りなく進行するように常に部下に対して適切な業務命令を下さなければならないわけだが、この「適切に業務命令を下す」という行為は、良く考えると、実に難しい行為といえるのだ。
会社組織には、様々な人間がいる。人によって過去における経験が異なるということは言うまでもないことだが、そもそも、「組織人としての責任感・意識の持ち方」は個々人によってそれぞれ異なるものだ。それ故、管理職は、自身が部下に対して業務命令を下す時、「この人には一体どのように指示を出したら効率的に業務が進行するのか」と考えなければならない。
言うまでもなく、人間の理解力・洞察力というものはまさに十人十色であるため、管理職は、それぞれの部下の能力に応じて命令・指示の方法もその都度変えていくことが必要となる。
だが、実際、この問題について多くの管理職は、「仕事は仕事だ。命令・指示を出すたびにそんなことを考えている暇はない」と感じるのではないだろうか。
できる管理職は、周囲の人間には気づかれないように、個々の部下の力量に応じて、ごく自然な形で業務命令を下すことにエネルギーを注いでいる。会社においては、いかなる立場におかれた社員でも、それぞれ「感情」というものがある。もちろん、個々の社員が個人の感情に身を任せて仕事をすることは愚の骨頂であるが、実際、程度の差はあるが、どんな社員でも"常に何かを感じながら仕事をしている"ということには違いない。
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管理職が部下に対して業務命令を下す際には、
部下の力量を十分に発揮させるための優れた「知恵」と「工夫」が必要となる。
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まさに、できる管理職は、部下に対して「この上司と仕事をすればどんどんと仕事術が向上する」と感じさせる達人なのである。
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