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Vol.23 人の顔の表情は、自分の顔の表情の鏡である
2006年4月23日、私は、東京・銀座でライブトークを行った。
ライブ会場は熱気ムンムンの雰囲気で、ライブ中、私はすっかり「いい気持ち」になることができた。
では一体どのように「いい気持ち」になれたのかというと、
それは、「会場の皆さんと一体感を感じることができた」ということである。
率直に感じたことは、ライブに来ていただいた人々は、とにかく優しい目をしていた。
出演者としてトークをする私自身が「優しい口調と顔の表情」で語ることは当然に求められる行為であるが、それを聴く参加者の皆さんの顔の表情もとても優しかった。
ライブトーク終了後、「今日の参加者は皆、優しい目をしていましたね」と私はスタッフに言った。
そうすると、「それは、生井さんご自身が優しい目をしていたからではないでしょうか」
という言葉が返ってきた。
私自身、べつにパフォーマンスとしてそうしたわけではないが、
スタッフのその言葉を聞いた瞬間、思わず、「なるほど!」と心の中でつぶやいてしまった。
私は今、「人の顔の表情は、自分の顔の表情の鏡である」と感じる。自分がいい顔の表情で人と接すれば、人はそれに影響されて次第にいい顔の表情になっていく。逆に、自分が冴えない顔の表情、元気のない顔の表情で人と接すると、相手の表情も冴えない表情となっていくものだ。
言うまでもなく、人間は、決して一人では生きていくことのできない存在者である。
どのような人間でも、必ずと言っていいほど、直接的にも間接的にも、
他人と関わりを持ちながら生きているわけだ。
日本でも海外でも、ビジネスにおける成功者、そして人生における成功者
が備える資質といえば、一にも二にも「コミュニケーション力」である。
コミュニケーション力とは、単に、コミュニケーション上の技術的なスキルを指すのではなく、
「心を伝える力」を指すのだと私は考える。
ビジネス社会では、技術としてのコミュニケーション・スキルに長けた人は多い。
しかし、どんなにビジネス上の礼儀作法がしっかりとしていても、
そこに「接する相手に対する心と愛情」がなければ
温かいコミュニケーションを図ることはできないものだ。
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