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Vol.24 コミュニケーションは一体何のためにあるのか?
私たちが自分の仕事について考えるとき、「とにかく、“仕事そのもの”をしっかりとやっていればそれで十分!」と端的に考える傾向はないでしょうか。
もちろん、会社員であれば、会社の業務をしているときは、自分に課せられた業務をしっかりとこなすことが第一に求められることでしょう。しかし、“業務そのもの”にばかり気を取られている人は、「本当に大切な何か」を忘れる傾向に陥ります。
この、「本当に大切な何か」とは、「心あるコミュニケーション」です。
一般に、会社の中だけでなく、社外、即ち、取引相手の企業や顧客に人気のあるビジネスパーソンは、優れたコミュニケーション力を駆使して、日々の仕事に取り組んでいるものです。言うまでもなく、真のビジネス力とは、単に業務処理能力そのものを指すのではなく、それに加え「業務を円滑に執り行うためのコミュニケーション力」も含まれるわけですから、コミュニケーション力の高い人に人気が集中するのは“自然の理”であるに違いありません。
では、「優れたコミュニケーション力を養うためには一体どうしたらいいのか」と考えると、大抵の人は、かなり頭を悩ませます。そこで今回は、読者の皆さんに提案があります。それは、この問題を考えるときには、まず「他人の気持ちを理解できる人間になろう!」と自分に言い聞かせてみる、という思考法を持つということです。
その理由は、人とコミュニケーションを円滑に図るためには、(1)「自分自身が接する相手の気持ちがわかる」、(2)「相手に不快感を及ばさない振る舞いができる」ということが何よりも先に求められる条件であるからです。
私自身の経験上言えることは、意外にも、話し方がうまい・下手とか、優れたコミュニケーションスキルを備えているか否かということは、実際問題として、現実のビジネス上はさほど問題にはなりません(もちろん、社会通念上、最低限の常識・ビジネスマナーは必要ですが・・・)。
日本でも海外でも、話がうまい人はどこにでもいます。しかし、その反面、どんなに話がうまくても、自分の目の前の人の気持ちを理解できない人、いや、理解しようと試みない人もたくさんいます。
結局、コミュニケーション力には、話し方がうまいとかコミュニケーションスキルを備えているということだけでなく、「相手の気持ちを理解する、あるいは、察する心構えを持っている」ということも含まれるのだと思います。
通常、私たちは、技術的な意味での話し方・コミュニケーションスキルに目を奪われがちです。しかし、私たちは、そうした技術はすべて、「心温まるコミュニケーションを図るための“道具”」だということを考えるべきだと思います。
いい仕事をする上で考えなければならないことは、「人の心を大切にしながらコミュニケーションを図る」ということ、いや、「本来、コミュニケーションというものは、人の心を大切にしてこそ意味がある」のではないでしょうか。
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