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Vol.25 地域社会発展の実現は「真心」にあり
2006年6月28日(水)、私は、茨城県ひたちなか市の
社団法人ひたちなか青年会議所主催で講演を行ってきました。
今回の講演は、
「より良い人間関係を築くための話し方・・・人の心を掴む輝くコミュニケーターになろう!」
というタイトルでお話をしてきました。
講演会当日、私は少し早めに現地入りをしましたが、
控え室にて、役員の方々から非常に丁寧な挨拶を頂戴しました。
言うまでもなく、一般のビジネス社会では、初対面同士の場合、
非常に丁寧に挨拶が行われるのが普通ですが、
先日のひたちなか青年会議所の役員の方々との挨拶は少し違ったムードを感じました。
それは一体何かといいますと、「挨拶における真心の投入度の高さ」です。
通常、ビジネス社会では、初対面における挨拶というものは、
「笑顔で自分の名前を相手に伝え、お互いの名刺を交換する」という行為を指します。
しかし、先日の挨拶の際においては、それぞれの役員の方々と言葉を交わすたびに、
「単なる社交辞令上の挨拶ではなく、"真心"が投入された素晴らしい挨拶だな」と感じました。
そこで私は、「その役員の方々は、一体どうして、ごく自然に、"真心"が感じられる
気持ちのいい挨拶ができるのか」ということを考えてみました。
考えた末、その理由は実にシンプルな理由であるということに気づきました。
それは、それぞれの方々は、「地域社会発展の実現」という、
私利追求を超越した公共性のあるミッションを持って、
「責任感に基づく奉仕の精神」で青年会議所の活動に参加しているという明確な理由なのです。
青年会議所は、地域社会でリーダーシップを発揮し、
地域社会の活性化、さらには経済発展に貢献しようとする20歳から40歳までのメンバーで
構成されています。メンバーは、それぞれ会社の経営者、地元商店街で商売をする個人事業者など
様々ですが、参加目的としては、「地域社会発展の実現」という同じミッションを掲げて、
一致団結して活動を行っています。
私が住んでいたアメリカでも、地域社会(community)では、地域住民による活動が非常に活発です。
私自身、当時、地域社会における活動にも積極的に参加していましたが、
そうした経験上最も印象に残っていることは、アメリカ人がそうした活動を行う背景には、
「アメリカ人の奉仕のスピリットの中には、義務感で地域社会に奉仕するのではなく、
自分自身が住む地域社会の発展のために何らかの貢献をしたいという、
"地域住民としての責任感"で奉仕する真心がそこに存している」ということです。
「義務感に基づく奉仕の精神」と「責任感に基づく奉仕の精神」は根本的に異なります。
先日訪れた社団法人ひたちなか青年会議所における講演の際には、
役員・メンバーの方々が、「"地域住民"として、いかに自分たちの地域社会を愛し、
地域社会に奉仕(貢献)しようとしているのか」という"その真心"が、
私の心の中にまでしっかりと伝わってきました。
地域社会の発展は、ひいては、日本社会の発展に繋がるものです。
私は、そうした観点から、日本の地域社会における草の根的な活動が
もっと活発になることを心から切望しています。
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