koushinococoro.com 心
講演講師の思い・メッセージを伝える

講師の心.com



会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME



  講師の心.com > 講師マガジン 「人」 > 生井利幸
 
〜できる人が備える〜
「勝利のための発想法」


生井 利幸(なまい としゆき)

生井利幸事務所代表

明治大学大学院 法学研究科 公法学専攻 博士前期課程修了。
米ペンシルベニア州ラフィエット大学講師、
オランダ王国国立フローニンヘン大学法学部客員研究員等を歴任。
11年の海外生活において主にアメリカの大学で教鞭を執る一方、在ニューヨークの企業を中心に法務・経営・ビジネス戦略に関するコンサルティングを行う。
2003年、日本に帰国。現在、作家として多方面において執筆・講演等を行う。


Vol.51 名前よりも、“中身”を見極める見識を養おう

先日、佐賀県姫野市で講演をしてきました。今回は、日本固有の宗教である神道の聖職者の皆さんの前でお話をしてきました。

今回は、非常にユニークな講演会でした。姫野市には2日ほど滞在しましたが、1日目に懇親会に出席。講演は2日目に挙行という面白いスケジュールでした。

1日目の懇親会において、ある出席者から大変参考になるお話をうかがいました。その方は、以下のような話をしました。

「以前、テレビにも頻繁に登場する有名な先生の講演会に出席したのですが、どうしたことか、講演会場では、聴講者のほとんどが居眠りをしていました。世間であれほど名前が売れている有名な先生でも、講演会場で大勢の人の前で話をするとなると、ただ単に、壇上で無表情な顔つきで喋るだけでは通用しないということを実感しました。」

これを読む皆さんも同じことを感じると思いますが、これはまさに「講演術・話術におけるすべてのポイントを凝縮した話」だと思います。

即ち、講演会においては、講演者自身がどんなに有名な人であったとしても、よほど工夫を凝らして話をしない限り、会場で聞き手の関心・注意を引き付けられるのは、講演がスタートしてから僅か10分から20分程度です。

当然ながら、講演会場における聞き手の多くは、最初は、「有名人だし、面白そうだから聞いてみよう」という理由から、どのような内容の話であっても、最初の10分程度は話を聞こうとします。

しかし、聞き手の期待を裏切り、講演者の話の内容がつまらないものであれば、聞き手は次第に飽きてきます。飽きてくると、どんなに話を聞こうと努力をしても、頭も体も言うことを聞きかなくなります。だんだんと聞き手の頭が揺れはじめ、やがて、すっかりと居眠りをしてしまいます。講演会場において、このような人が大勢いると、その後、会場でどのようなムードで講演が行われていくのかは誰でも想像できることです。

このことは、次のことを教えてくれます。

1) 有名人でも、それなりの工夫をして話をしなければ、10分もすれば聞き手は飽きる
2) 講演者にとって最も重要な要素は、自身の知名度よりも講演自体の“中身”。
   講演者が有名人でなくても、聞き手にとって興味深く、そして、ためになる話をすれば
   聞き手の心を掴むことができる。
3) コミュニケーションは、結局、「その場でいかに心と心が触れ合うか」である

概して、世の中には、“有名人病”という病気にかかっている人が多いと思います。しかし、この病気にかかっている人であっても、大抵は、実際に有名人を目の前にすると、「人間はやはり、“中身”が肝心である」という極めて大切なポイントに気づきます。

このことは、より良いコミュニケーションスキルを考える上で、私たちに対して“極めて大切な気づき”を与えてくれます。

日々のビジネスシーンにおいても、組織や個人の名前だけでものの価値を判断するのではなく、しっかりとした理性的思考・判断を通して、きちんと「中身」を見極められる見識を養いたいものです。“ビジネスパーソンとしての命”が大地(荒々しい現実のビジネス社会)に根付くのは、このことを身をもって理解したときではないでしょうか。

名前に惑わされるのではなく、「本当の“本物”を見極める見識を養うこと」こそ、ビジネスパーソンとしての力量を養うことに直結することになるものと私は考えます。




<生井 利幸講師のコラム バックナンバー>

VOL.50 「世界中のグレートコミュニケーターは「間の概念」を熟知している」
VOL.49 「アメリカ人の“立ち話好き”をどう捉えるか」
VOL.48 「社員の相手に完璧を求めない人間関係」
VOL.47 「社員の『察する力』『考える力』を養う企業が勝利する」
VOL.46 「社員の『やる気』を引き出す話し方」
VOL.45 「日本経済が必要とする若いビジネスパーソンよ、“しっかり前に進め”」
VOL.44 「人の印象は挨拶ひとつで大きく変わる」

VOL.43 「メール送信は、時として、‘爆弾投下’と化してしまう」

VOL.42 「謝罪の極意」
VOL.41 「トイレでの会話が人の心を掴む」
VOL.40 「打ち合わせにおける笑顔の意味」
VOL.39 「労働の価値の重さ」

VOL.38 「アメリカ人の方便、日本人の方便」

VOL.37 「‘忙しい’を言う? 言わない?」
VOL.36 「愛情あるコミュニケーションが、仕事のクオリティーを大きく変える」
VOL.35 「コミュニケーションと川の水の流れ」
VOL.34 「講演先での素晴らしい出会い」
VOL.33 「スピーチの達人は皆、"役者顔負けのパフォーマンス"で話を進める」
VOL.32 「緊張しない話し方の極意
VOL.31 「ニューヨークのビジネス社会は"人類愛"に満ちている
VOL.30 「東京都葛飾区の公開講座で感じる社会人受講生のパワー
VOL.29 「コミュニケーション力”・“哲学”・“心”の融合が、会社を大きく成長させる」
VOL.28 「"キャッチボール型の会話"をしていますか?」

VOL.27 「「個」を重要視する経営者の精神、個々の社員の精神」

VOL.26 「「哲学」「理念」を養う社員教育の必要性」

VOL.25 「地域社会発展の実現は「真心」にあり」

VOL.24 「コミュニケーションは一体何のためにあるのか?」

VOL.23 「人の顔の表情は、自分の顔の表情の顔である」

VOL.22 「ニューヨークでは、肌の色よりも<チャレンジ精神>が台頭する」
VOL.21 「話上手 グレート・コミュニケーターの本音」
VOL.20 「<裸の王様>になってはいけない」
VOL.19 「<哲学><コミュニケーション><ビジネス>における相関関係」
VOL.18 「<言葉の管理>に優れている人が信用を築く」

VOL.17 「堂々と客に啖呵を切る魚屋の<交渉術>」

VOL.16 「契約社会アメリカの実態は“交渉社会”である」
VOL.15 「経営者の心得・・・ビジネスの達人は“他人を泳がせる器量”を備えている」
VOL.14 「できる管理職は業務命令を下すのがうまい」

VOL.13 「トップライナーが駆使するビジネス・コミュニケーション術」

VOL.12 「一連のIT革命が癒した<負の遺産>」

VOL.11 「プロのエンターテイナーから学ぶ 自己表現を高める方法」

VOL.10 「セールスの達人は<1秒のリズム>で勝負する」
VOL.9 「経営者はCSRの執行者でなければならない」

VOL.8 「<お茶目な人>がビジネスを成功させる」

VOL.7 「給料は、貰うものか、それとも稼ぐものか?」
VOL.6 「日本人は常に<組織の名前>にしがみつく」
VOL.5 「スーツの買い方でわかる意思決定のスマートさ」
VOL.4 「勝ち組人生」とは?
VOL.3 「上司の力量次第で部下の仕事ぶりが決まる」
VOL.2 日本人がアメリカ人から学ぶべき「ビジネスにおける“心の余裕”」
VOL.1 「現実」を踏まえた上で一歩一歩確実に歩む人が、仕事人生を成功させる
 
 

講演依頼.comのご紹介

あらゆるジャンルをカバーする沢山の講師の中から、講演主旨・講義テーマに合致する講師情報をご提供致します。
講演依頼の無料相談を是非ご活用ください。
人生・ライフスタイルから芸能・スポーツまで幅広いジャンルの中からお客様の目的に合った講師をご紹介させていただきます。
講師ジャンルカテゴリはこちら


講演講師の思いやメッセージを伝えるWEBメディア 提供サイト:講演依頼.com
心
講師の心.com 会社概要 講演のお問い合わせ 著作権 サイトマップ HOME

講師の心.comは、講師の紹介及び講演出演依頼を承るWebSite 講演依頼.comから
毎月旬でお勧めの講師の"心"="思いやメッセージ"をコラムやインタビュー形式でお伝えするWebメディアです。


Copyright(C) 2005-2010 PERSONNE,Inc,All rights reserved