Vol.4 「フランスルルド・生きがいの旅−1」
患者さん達にがんと告げられた時に何を思ったか聞きますと、「定年後の海外旅行を楽しみにしていたのに」「もう海外旅行も行けない」と嘆く方が多いのです。海外旅行は中高年の夢の第一位なのです。
私もがん体験者ですから何とかしたいと思い、伊丹仁朗先生のがん克服日米共同富士登山に参加したことで発奮しました。
伊丹先生は自身がリーダーとなりがん患者富士登頂、モンブラン「いきがい療法」でがん患者の心のケアを実践している医師です。
富士登頂の後考えました。山は無理だけれど、平地歩くのなら私も可能性はありそう。2003年「いっつ癒しの旅」が実現して28名とニュージーランドへ。そして、2004年5月、フランスルルドの泉へと旅の実現が叶いました。ジャパンウェルネスを作られた竹中文良先生同行のもと、23名の参加がありました。
がんは体の病気であると同時に、心の病気でもあります。
告知では頭が真っ白になり、その後も再発の不安、孤独感、家族とは見えない距離を感じる等、うつに近い感情を繰り返し経験します。そんな気力、体力がいるのに病院では放っておかれているのが現状です。メンタルサポートを重視して心のケアをしていくことが治療に効果をあげます。
次回はフランスルルドの旅が始まります。
つづく
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