Vol.1 『笑顔の効能』
「笑顔っていいですよね」お名刺交換をさせていただくと、必ずそういって頂きます。
しかし、日々の生活の中で気づかないうちに"ついつい"しかめ面になってしまうことってありますよね。
昨年、日本の多くの中年女性はある韓国人男性に恋をしました。はい、おわかりですね。
ペ・ヨンジュン――ヨン様です。 ヨン様の魅力はなんといっても、あの笑顔。「ほほえみの貴公子」と呼ばれるだけに、その笑顔は実に温かく、人をなごませるものでした。
ひるがえって日本人男性の、なんと表情の固いことか。とくに通勤電車の中でつり革につかまる男性たちのこわばった顔は、職場での重圧を感じさせ、見ているだけでツラいものがただよってきます。
ヨン様とまではいかなくても、せめてもう少しやわらかい顔でいてくれたらと願うのは私だけでしょうか。
"おもしろくもないのに笑っていられるか"ですって。いえいえ、それは違います。
楽しいから笑うのではありません。笑うから楽しくなるのです。
たまに、辛くて笑顔なんかできない・・という方がおられますが、心から笑顔にならなくちゃ!と思うから辛くなるのです。まずは形から笑顔してみることが大切なのです。
実は、笑顔には、私たちの中の潜在能力を引き出す力があるのです。
陸上競技の往年の名選手であるカール・ルイス。彼は現役時代、100メートル競走のとき80メートル付近までは3番手か4番手の位置にいて、残りの20メートルで抜き去るというレース展開をしていました。80メートル付近で彼がすることとは・・笑顔でした。
彼のコーチは「笑って走れ」と指導していたそうです。
顔は脳の露出部分です。人間のほほ骨のやや下の部分、指を入れるとボコッと収まる部分ですが、ここには人間の脳波を変えるツボがあるのです。この部分を刺激すると、脳波がリラックスをあらわすアルファ派に瞬時に変換し、潜在能力が出やすくなると言われています。笑顔は、その部分を刺激する格好の手段になります。
例えば、ミスをしでかし、上司に怒られて、落ち込んでいる・・・イライラしている・・・そんな時にこなした仕事はなんだかミスばかり・・・。
しかし、気分がウキウキして、こなした仕事はなぜかうまく行く。ということがありますよね。
同じ人が同じ場所で同じことをしたとしても、うまくいく時といかない時がある。
これは、脳波の違いにあります。
普段生活している時はだいたいがβ(ベータ)波
(14〜30ヘルツ)
になります。
リラックスし、集中力がある時はの脳波はα(アルファ)波
(8〜13ヘルツ)
になります。
アルファ波は、心・身体にとても良い影響をもたらす脳波ということで、
様々な方向から大いに注目されています。
逆にイライラしたり、緊張していると、脳波はγ(ガンマ)波
(30ヘルツ以上)になります。 |
アルファ波にするには複式呼吸法などのレッスンが必要ですが、雑念がウヨウヨ湧いてきて、リラックス状態にもっていくにはかなりの時間がかかります。
しかし、口角をUの字にして、目尻をニッコリさせることで、それが心から楽しんでいなくても、脳波を変えてしますのです。作り笑顔でも十分効果があることは、すでに実証されています。口角をUの字に上げると目尻から5〜6センチ下がった個所に脳波を変えるスイッチがついているのです。これこそが、幸せのスイッチ切り替えボタン!
カール・ルイスのみならず、スケートの黒岩選手や、大リーグで活躍している長谷川投手も、緊張すると口角を上げることを明言しています。
日本人から見るとお行儀が悪いアメリカ人スポーツ選手の試合中のガム。あれも実は顔の緊張をほぐすためにおこなっているものです。表情筋をほぐすことで緊張をとり、潜在能力を発揮することをねらっています。もちろん、コンマ何秒を競い合うアスリートたちは、大事な試合中、心から笑うなんてことはありえません。笑顔を利用しているのです。笑顔の効能を知っていたのですね。
笑顔は、このように人の隠れたパワーを発揮させるカギなのです。
みなさんはどんなときに笑いますか。うれしいとき? 楽しいとき? もちろんそうですよね。
ですが、それなら誰にでもできること・・。
ここ1番!という時に、緊張をほぐしたり、自分をリラックスさせ、場にあった言葉選びをできる雰囲気にもっていくために、形からでよいので笑顔をしてみましょう。
その後、起きてくる現象さえも変わってゆきます。
次回は、この笑顔の効果VOL..2として、笑顔が身体に及ぼす影響をお届けいたします。
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