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「日本の未来をあきらめない」

小林興起 (こばやしこうき)

元財務副大臣/ 前衆議院議員

1944年1月1日生まれ。東京都出身。

東京大学法学部卒業後、通産省(現経済産業省)に入省。
ペンシルバニア大学大学院に政府交換留学。16年間勤めた後、衆議院選に立候補。8年間の浪人生活を経て平成2年初当選。労働政務次官・財務副大臣・安全保障委員長を歴任。現在、捲土重来を期して活動中。

小泉内閣が進める市場原理主義一辺倒の郵政民営化法案反対の急先鋒として知られ、05年衆議院本会議で同法案に反対票を投じた後、自民党を追われ、同年9月の衆議院総選挙では自民党から刺客を送り込まれ落選。

メディアに報道されない真相を鋭い切り口で語る。

Vol.4 『アメリカ型社会で日本は本当に幸せか?』

 最近のBSE問題では、日本とアメリカの文化の違いが明らかになったように思います。

アメリカ産輸入牛肉に、除去が義務付けられている脊柱がついていたわけですが、ペン農務次官は、会見にて『スーパーに車で買い物に行って、交通事故に遭う可能性のほうがよほど高い。
その事実を日本の消費者に伝えたい』と発言をしていました。

又、日本が再びアメリカ産牛肉の輸入を禁止したことを受けて、
グッドラッテ米下院農業委員長が次のように発言しました。

「この愚行は許しがたい。『輸入した日本車にはどれか分からないが一部にブレーキの欠陥があると思うので、すべての日本車輸入を停止すべきだ』と言うのと同じ対応だ」

 私は、このようなアメリカ政府高官の発言に、
自分の主張だけを押し付けようとするアメリカ型の考え方が現れているように思います。

 世界の平和と繁栄の先頭に立つ大国アメリカには、
他国の文化を理解し歩み寄ろうとする柔軟さと心の広さを持って欲しいと思います。

 先にアメリカから要望のあった郵政民営化法案にしても、日本の文化では、"簡易保険"は民間で行なうビジネスの分野ではなく、社会保障という名の下に、弱者を救済するために実行していたのを理解しての法案ではありませんでした。

 又、耐震偽造問題については、『規制緩和』を推し進め、
責任の伴わない自由を重んじるあまり、無責任な社会になってしまったと思います。

 今の改革路線でアメリカ型社会を目指して、
日本が本当に幸せになるかどうか疑問を感じてしまいます。
かつての日本人の美徳であった道徳心、公共心を今一度思い起こすことが
大事なのではないでしょうか。

 



<小林 興起講師のコラム バックナンバー>
Vol. 3 「<パンとサーカス>の政治」
Vol. 2 「勇気ある人々」

Vol. 1 「私はあきらめない」


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