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「一流の条件」

角 盈男(すみ みつお)

パーソナルトレーナー

1977年、長嶋監督率いる読売ジャイアンツに入団後、
新人王、最優秀救援投手に輝く。1989年、日本ハムに移籍。
さらに、平成4年にヤクルトへ移籍。
野村監督のもと、リーグ優勝で有終の美を飾る。

その後、元祖ベースボールタレントとして活躍するかたわら、
ヤクルトの投手コーチとして、球団を日本一にすることに貢献。
1997年、古巣・巨人の投手コーチに就任。同年退団。

現在、野球評論家の傍らタレント活動として
バラエティ番組に数多く出演するとともに、
講演活動、野球教室、著書の出筆など幅広く活動している。


Vol. 6 『コーチという中間管理職になって』


私が初めてコーチをしたのは、現役引退2年後、ヤクルト野村監督の下でした。
正直、自分自身何をしてよいのか分かりませんでした。  実績が0ですから。

自分自身に問いかけ、コーチとは「何か」を考えたところ、
私が出した結論は、「監督の手・足になること」
つまり、野球でいうコーチは、監督と選手の間を結ぶ中間管理職であり、
監督の意思を汲み、うまく選手達に伝える仕事なのです。

そして、私は投手コーチ。監督が望む投手陣を確立することが役目。
これに全力で取り組む事が一番だと考え、
少しずつ自分なりにコーチ業を紐解いていきました。
今回は、そんな自分のコーチ経験から学んだ事をご紹介します。

コーチは、まず監督をよく知ることが大切だと私は考えています。
どういう野球をやりたいのか、「目標」をつねに確認する事。
確認するにはコミュニケーションが必要不可欠ですし、
より円滑にする為に監督の性格も把握する方がよいかと思います。

ここでひとつ注意しなければいけないのは、
監督に絶対服従ではないということ。
監督も全てが正しいというわけではないのです。

勿論、結論についての決定権は監督がもっています。当然です。
その結果に関しては服従するべきだと思います。
しかし、アドバイスというのもコーチとしての大切な仕事なのです。
監督が結論を出すために、いかに的確なアドバイスができるかが
優秀なコーチかどうかの分かれ目だと私は思います。

さて、選手をどうやって働かすかが第2のコーチ業です。
ここが最大のポイントと言ってもよいでしょう。
ノウ・ハウは色々あると思います。

私が選手の育て方でいつも念頭にいれているのは、
・固定観念を持つな。
・プライドを捨てよ。
・責任転換をするな。

そして、選手への接し方は
・差別はするな。
・区別はするな。
です。参考にして頂けると嬉しいです。

さて、次回はいろいろなコーチを紹介します。
15年の現役生活中に色々なコーチの下で働き、自らもコーチの経験をしましたが、
その後16年の評論家生活で、外から色々と首脳陣を見てきました。

お楽しみに。




<角 盈男講師のコラム バックナンバー>

VOL.5 「我が家の子育てから」
VOL.4 「一流の監督、コンピューター型」

VOL.3 「一流の監督、メンタル型」

VOL.2 「一流の監督、カリスマ型」
VOL.1 「自己紹介と講演内容を少しご紹介」



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